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丸井、水戸店を来秋閉店、衣料不振続き、地方の苦戦鮮明に。

[ 2017年11月12日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 丸井グループは丸井水戸店(水戸市)を2018年秋に閉店する。衣料品などの販売減に歯止めがかからず、収益の立て直しが難しいと判断した。商業施設では来年、伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)や西武小田原店(神奈川県小田原市)なども相次ぎ閉店する。消費者の根強い節約志向を背景に、地方都市の苦戦が鮮明になっている。

 丸井水戸店はJR水戸駅近くに立地する。ビルの2〜10階に入り、売り場面積は1万平方メートル超ある。1970年に開業し、93年に現在の場所に移転。若者を中心に集客してきたが、アパレル不況やネット通販の広がりを背景に販売が低迷。16年度の売上高は24億円とピークの約6分の1に落ち込んでいた。

 地方都市では商業施設の閉店が相次ぐ。今年に入り、三越多摩センター店(東京都多摩市)やパルコ大津店(大津市)が閉店。来年も西武船橋店(千葉県船橋市)などが閉まる。人口減や高齢化などの構造要因にとどまらない。高額品を中心に販売は厳しさを増す。

 東京や大阪など大都市では資産効果や訪日客の増加を追い風に販売が改善傾向にあるが、地方ではこうした恩恵が受けづらい事情もある。

 各社は人気のある家具や雑貨ブランドを誘致するなどして差異化を狙うが、集客を持続するには売り場の鮮度を保つ工夫も求められる。

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