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進化する流通・販促システム特集――ロボット、客案内や在庫確認も。

[ 2017年11月29日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 小売り・流通の現場でもロボットの活用が目立ってきている。代表格がソフトバンクグループの人型ロボット「ペッパー」だ。決済システムへの対応なども進め「客寄せパンダ」から人手不足といった課題解決の切り札として期待が高まる。

 ソフトバンクは20日、ペッパーを通じて電子マネーやクレジットカードなどの決済が可能になる法人向けサービス「レジ for Pepper」の提供を始めると発表した。三菱UFJニコスと組んで、12月4日から申し込みを受け付ける。

 ホームセンターのグッデイ(福岡県那珂川町)は今年、商品案内向けにペッパーを試験導入した。柳瀬隆志社長は「ホームセンターは商品が多く店舗も広いので目的の商品を見つけられないお客様もいる」と指摘する。

 そこで米グーグルの言語解析技術と連動し顧客が探している商品をペッパーに口頭で伝えると、商品が店内のどこにあるかを地図で示すようにした。「場所だけでなく在庫情報とも連動して今後も使っていけないか検討していく」(柳瀬社長)

 ほかのロボットも進化している。パルコは日本ユニシスなどと組み、接客などに対応するロボット「シリウスボット」を開発。10月に池袋店(東京・豊島)、11月には新店「パルコヤ」(東京・台東)で試験導入。来店者を案内したり、在庫確認を支援したりした。

 音声でトイレやレストランの場所を教えたり、同じフロアなら特定テナントまで連れていったりできる。書店など館内にない施設を尋ねても、最寄り店を教える。人工知能(AI)を搭載。英語と日本語に対応する。

 在庫確認は池袋店の自主編集売り場で実施。本格導入へ電子タグの読み取り精度などを高める。

 スタートアップ企業も商機をうかがう。ハタプロ(東京・港)はフクロウ型のアシスタントロボ「ZUKKU(ズック)」を小売店や飲食店に提供する。伊勢丹新宿本店(東京・新宿)やヨドバシカメラマルチメディアAkiba(東京・千代田)の売り場に試験導入した。

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