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MJ2017年ヒット商品番付、自宅、便利で娯楽あり。

[ 2017年12月6日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 日本経済新聞社は2017年の日経MJヒット商品番付をまとめた。生鮮など取扱商品を増やして消費者の生活を便利にする一方、宅配料金の値上げを引き起こした「アマゾン・エフェクト」を東の横綱に選んだ。家で過ごす時間を楽しく、便利にする製品やサービスが消費をつかんでいる。(詳細を6日付日経MJに)

 アマゾンジャパン(東京・目黒)は生鮮食品を自宅に届ける「アマゾンフレッシュ」を4月に始めた。ネット通販の巨人は宅配する製品群を増やす一方、動画や音楽の有料会員向け配信サービスを広げている。自宅に居ながら商品を受け取ったり、コンテンツを楽しんだりするサービスが次々に消費者を囲い込んだ。

 顧客を奪われる国内小売りはアマゾンの動きに神経をとがらせた。セブン&アイ・ホールディングスとアスクルが11月、生鮮品の宅配サービス「IYフレッシュ」を始めるなど各社は対決姿勢を強める。アマゾンによるネット通販の取扱量増加は宅配業界の人手不足を浮き彫りにし、日本社会に多大な影響を与えた。

 家で楽しく過ごすための製品の代表格が西の横綱「任天堂ゲーム機」。据え置きでも携帯でも遊べる「ニンテンドースイッチ」は発売約7カ月で763万台、かつての人気ゲーム機の復刻版「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は約1カ月で200万台を販売した。ゲーム専用機の存在感を示した。

 西の大関「AIスピーカー」はアマゾンのほかLINEや米グーグルなどが相次いで発売した。人工知能(AI)が言葉を理解する機能を備え、近い将来、家庭の中心に置いて家電制御やエンターテインメント機能の入り口となるデバイスに育つと目されている。

 18年9月の引退を表明した「安室奈美恵」さんは東の大関となった。潔い引き際の決断は結婚や出産、子育てなど人生の節目に直面する女性たちの心に響き、ベスト盤CDは100万枚を超えるヒットとなった。

 関脇以下も家での生活が便利になる商品が目立つ。西の関脇はスタートトゥデイが運営する衣料品通販サイト「ゾゾタウン」。プライベートブランドを立ち上げ、着るだけで体の寸法を測定できるセンサー付きの「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」は無料配布の予約開始から8時間で23万件以上の注文が入った。

 東の小結「シワ取り化粧品」はポーラや資生堂が相次ぎ発売した。かつてのシワ対策製品は目立たなくする効果しかうたえなかったが、厚生労働省の承認で改善効果をアピールできるようになった。若く、美しくありたい女性の心を捉えた。西の小結「睡眠負債商品」は働き方改革で朝型シフトなどが進む中、眠りの質を引き上げ、元気良く働きたいと思う人たちのニーズをつかんだ。

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