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日経の紙面から

ヒット商品番付――戌年を盛り上げる、AIと愛でNO.ワン、頂点狙う年男アスリート、ファンの熱い期待背負う。

[ 2017年12月6日 / 日経MJ(流通新聞) ]

デジタルライフ 進化加速 日本橋にSC 新たな顔誕生

 2018年は戌(いぬ)年。年明け早々、犬型ロボットが「ワン」とほえ始め、戌年生まれのアスリートたちはいよいよ世界のナンバーワンに挑む。五輪をはじめ大きなスポーツイベントが相次ぐほか、イン「バウ」ンドもさらに増えて「日本愛」はますます盛り上がりそう。愛(AI)が止まらない18年。平成の時代が終わりに近づくなか、新しい時代の到来を感じさせる消費も動き出す。

 技術の成長が早いドッグイヤーの先陣を切るのは、ソニーが1月に発売する犬型の家庭用ロボット「aibo」だ。本物の犬のようにかわいらしく動いて鳴く。人工知能(AI)で考え、飼い主になつき、写真撮影もする。本体だけで価格は19万8千円(税別)と高めだが、犬好きの消費者の愛をつかみそうだ。

 AIは生活に一段と浸透する。主役は17年秋から日本で販売が始まったAIスピーカー。18年は米アップルの商品が登場する見込みだ。スマートフォン(スマホ)が占めている大型家電量販店の1階にAIスピーカーが割って入る日は近い。

 20年の東京五輪に向けて増え続けるインバウンド。日本愛の対象はメード・イン・ジャパンのモノから、コトへ広がる。そんな外国人客が押し寄せるのは、アジアで人気ナンバーワンのテーマパークだ。東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)は4月から35周年イベントを開催し、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)は過去最大規模となる、日本のアニメなどがテーマの「クールジャパン」イベントを開く。

 インバウンドを受け入れるホテルは18年、異業種が参入し個性派が相次ぎ登場。ストライプインターナショナルは東京・渋谷のパルコパート2跡にアパレル販売との複合型、ワコールは京都で町家を改修、日本出版販売は箱根で本をテーマとした宿泊施設を開業する。

 ホテルでは収容しきれないインバウンドが流れ込む民泊。6月に施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)によって民泊は、大阪市など特区に限られていたが全国で解禁になる。最近は外国人だけでなく手軽な宿泊施設として日本人の利用者も増え、民泊施設も個性派が続々登場している。シェアリングエコノミーの裾野はますます広がる可能性がある。

 街も変わる。20年の東京五輪に向けて再開発が進む東京・日本橋。高島屋が開業するのは「日本橋高島屋SC」だ。重要文化財の高島屋日本橋店を含む4つの建物に、周辺の専門店を加え「街歩きを楽しめるゾーンに整備する」(同社)。夜遅くまで開いている店が増え、日本橋がより愛される街になりそうだ。

 母国愛を抱え、世界の頂点をめざすアスリートたちの活躍にも期待したい。18年は韓国・平昌での冬季五輪やサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会など大きなイベントが目白押し。なかでも注目は戌年生まれのアスリートだ。平昌五輪では連覇に挑むフィギュアスケートの羽生結弦選手、スピードスケートの高木美帆選手。プロ野球では二刀流の大谷翔平選手が米メジャーリーグに挑戦する予定だ。

 日本代表や日本人アスリートが活躍すれば、薄型テレビなどが売れるだけでなく、消費全体に明るいムードが広がる。それは前回の戌年、06年でも証明済みだ。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では世界一に。18年に100回目を迎える夏の甲子園では当時、斎藤佑樹投手(現日本ハム)と田中将大投手(現ヤンキース)の投げ合いに沸いた。

 19年4月末の天皇陛下の退位とともに30年あまりの「平成」の時代は終わりをつげる。バブル経済に始まり、その崩壊、デフレと続いたが、最後にAIと愛であふれたヒット商品が相次げば、ワンダフルな締めくくりになる。(永井伸雄)

【表】2018年はこんな年トレンド予想
時期     名称・出来事           内容 
1月7日   大河ドラマ「西郷どん」放映開始  鈴木亮平さん主演。西郷隆盛を
                        主人公としたストーリー 

1月11日  「aibo」発売         15万台以上を販売した、
                        ソニーの犬型ロボットの後継機を12年ぶりに復活 

1月18日  「MUJI」のホテルが      良品計画の「MUJI」ブランド初のホテル。
       中国・深圳に開業         内装の監修などを手掛ける。19年春には東京・銀座にも開業 

1月26   EVO Japan 2018   世界最大規模の対戦格闘ゲーム大会。1995年に 
〜28日                    米国で初めて開催され、日本では初の開催

2月上旬   「TOHOシネマズ 日劇」閉館  長年親しまれた「日劇」の看板が消える 

2月9日   「hotel koe       アパレルのストライプインターナショナルが 
       tokyo」開業         渋谷パルコパート2跡地に建設。旗艦店に併設

2月9日   韓国・平昌で冬季五輪       メダル獲得数は前回のソチ五輪の8個を 
〜25日                    上回ることが期待される。パラリンピックは3月9〜18日

3月1日   「ゆうパック」運賃改定      基本運賃は平均12%程度引き上げる 

3月24日  観光施設「朱雀門ひろば」開業   奈良市の平城宮跡の南に。
                        遣唐使船なども復元 

3月29日  「東京ミッドタウン日比谷」    東京・六本木に続き2つ目の
       開業               「ミッドタウン」。三井不動産が整備 

4月     ワコール初の宿泊施設       京都の町家をリノベーション。
       「京の温所」開業         デザイナーの皆川明氏らが参画 

4月15日  「東京ディスニーリゾート」    「イッツ・ア・スモールワールド」がリニューアル。
       35周年イベント開始       新しい昼のパレードなど期間限定で様々なイベントを開催 

春      ブックホテル「箱根本箱」開業   ロビーや客室、カフェなど施設内のいたるところに
                        約2万冊の本を置く。日販が保養所を改装 

       アマゾンジャパンが        東京・品川に開設。衣料品通販でも攻勢をかける 
       都内に撮影スタジオ

6月14日  サッカーW杯ロシア大会      日本代表は6大会連続出場。グループリーグは 
〜7月15日                  コロンビア、セネガル、ポーランドと同組

6月15日  住宅宿泊事業法          民泊が特区以外の全国で解禁、普及に拍車 
       (民泊新法)の施行

6月29日  「ハン・ソロ/スター・      人気キャラクター「ハン・ソロ」が 
       ウォーズ・ストーリー」日本公開  主人公のスピンオフ作品 

8月     第100回全国高校野球      夏の甲子園大会。前回の戌年の大会では 
       選手権記念大会          「ハンカチ王子」フィーバー

夏      複合商業施設「フライト・     中部国際空港隣接地に。ボーイング787初号機を展示 
       オブ・ドリームズ」開業

9月     「日本橋高島屋SC」開業     日本橋店の隣接地で専門店を
                        中心とした大規模商業施設を全面開業 

9月16日  安室奈美恵さんが引退       国内五大ドームツアーのほかアジアでもツアーを開催 

10月1日  朝の連続テレビ小説        日清食品創業者の安藤百福氏と仁子さん夫妻の半生がモデルに 
       「まんぷく」放映開始

10月ごろ  「ご当地図柄」入りの       国土交通省が、地域の名産品や景勝地などを 
       ナンバープレート交付開始     デザインした自動車のナンバープレートを全国41の地域で交付

秋      「渋谷ストリーム」開業      東京急行電鉄などが渋谷で進める再開発の一環。
                        地上35階、地下4階建てでオフィス、
                        ホテル、商業施設が入る 

12月    「スターバックス リザーブ    コーヒー豆を焙煎(ばいせん)する
       ロースタリー」開業        「次世代スターバックス」が東京・中目黒で 

冬      「ファンタスティック・ビースト  「ハリー・ポッター」のスピンオフ作品第2弾 
       と黒い魔法使いの誕生」日本公開

       有楽町マリオンに         プラネタリウムが中心。コニカミノルタグループが計画
       映像体験施設開業 

年内     映画「コード・ブルー」公開    フジテレビの人気医療ドラマが映画化

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