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ネットでセミオーダー衣料、ユニクロが世界展開。

[ 2017年12月13日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 ファーストリテイリング傘下のユニクロは、衣服の色柄などを選べるセミオーダー事業を世界で展開する。中国などの生産拠点を活用し、短期間で届ける仕組みを世界で構築する。ユニクロは高品質の衣料品を大量生産で安価に提供してきた。消費者の嗜好が多様化するなか、顧客一人ひとりの嗜好に合った衣服を製造販売する新しいビジネスモデルを確立し、成長加速につなげる。

 これまで日本で展開してきたセミオーダー事業をこのほど、米国でも始めた。まずは紳士向けシャツで、800以上の組み合わせの色や形を選べる。インターネット通販で提供し、注文から3〜7日で届ける。価格も29・90ドルと、既製品と同程度の水準にした。

 中国にある高品質の衣料品工場を活用し、東南アジアや欧州など世界からのセミオーダー注文に対応していく。

 ユニクロは販売の約1年前からデザインなどを企画した衣料品を大量生産することで、低価格販売につなげてきた。

 ただ、消費者の嗜好が多様化するなか、ファストリの柳井正会長兼社長は顧客データに応じた衣料品をネット経由で短期納品する「情報製造小売業」を新たなビジネスモデルに掲げる。まずはセミオーダーから始めることで、顧客一人ひとりのニーズに対応できる生産・販売インフラを整備していく。

 ユニクロの世界のネット販売額は1000億円規模とみられる。ファストリ全体で早期に世界売上高3兆円の目標を掲げており、セミオーダーをけん引役にして世界のネット通販の売上高を「売り上げ全体の3割」(柳井社長)に相当する1兆円規模まで育てる考えだ。

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