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イオンのレジで現金引き出し、来春、高齢者らの利用期待。

[ 2017年12月17日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 イオンは2018年4月、店頭レジで来店客が現金を引き出せるサービスを始める。銀行のキャッシュカードを使い、受け取ったお金は自分の口座から引き落とされる。クレジットカードを使わない高齢者、ATMが近くにない地方在住者などにこうしたサービスの需要は多いとみている。

 銀行窓口やATM以外で現金が引き出せる仕組みは「キャッシュアウト」と呼ばれる。米国では一般的だが、日本では初めてとなる見通し。17年4月の金融庁の規制緩和で可能になった。

 中核子会社で総合スーパー運営のイオンリテールでまず始める。4月に100店程度で始め、18年度中に約350ある全店に拡大。将来は約2万5千台ある店舗のレジ全てで対応できるようにする。銀行側のコスト削減などでATMは減少傾向にあり、新サービスで買い物客や高齢者などの利便性を高める。

 各キャッシュカードに付帯する「Jデビット」の機能を使う。キャッシュアウトのサービス提供に同意した銀行であれば、どのキャッシュカードでも現金を引き出せる。現時点ではみずほ銀行がサービス提供を表明している。

 少額の需要が多いとみて、引き出せる額は千円単位で1万円以下とすることを検討している。利用者から引き出しの際に手数料をとるかについては、今後詰める。

 イオンの既存のレジ設備で新サービスを導入でき、大規模な投資は必要ない。

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