日経メッセ > JAPAN SHOP > ニュース > スーパー各社、生鮮品高騰に対応、冷凍野菜、取り扱い拡大――いなげや、中国・ペルー産調達、ライフ、冷凍庫、青果売り場に。

日経の紙面から

スーパー各社、生鮮品高騰に対応、冷凍野菜、取り扱い拡大――いなげや、中国・ペルー産調達、ライフ、冷凍庫、青果売り場に。

[ 2018年3月7日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 食品スーパーが相次ぎ冷凍野菜の調達先や売り場を広げている。首都圏地盤のいなげやは商社と契約し、中国産やペルー産の調達を始めた。ライフコーポレーションは首都圏などの30店で、冷凍ケースを青果売り場にも置いて販売する。天候不順で国産の葉物野菜などが高騰するなか、保存のしやすさや安定した価格を訴え、代替需要を取り込む。

 いなげやは大阪市の食品専門商社と契約し、約70店でペルー産のグリーンアスパラガスや中国産のほうれん草といった海外産の冷凍野菜の販売を始めた。これまでも独自に冷凍野菜を仕入れてきたが、「販売が好調なため、通年で安定して品ぞろえしていきたい」(同社)という。

 同時に、安定供給が難しい国産の有機野菜についても、ほうれん草と小松菜、枝豆の3品について4店で冷凍品の販売を始めた。

 サミットは一部の国産冷凍野菜が品不足になっているのに対応し、このほど中国産のほうれん草と小松菜の冷凍品の販売に乗り出した。

 消費者の目に付きやすいように、通常の冷凍品売り場とは別に、青果売り場に冷凍野菜を並べる店も増えている。ライフコーポレーションは、ほうれん草やニンジン、キャベツなど約20品を冷凍ケースに入れて販売。1年ほど前から実験的に始めたが、新店や改装店を中心に30店まで増やした。「今後も導入を広げたい」(同社)という。

 いなげやも2月に改装したあきる野雨間店(東京都あきる野市)と2017年9月に改装した秋津駅前店(東京都清瀬市)で青果売り場に平台の冷凍ケースを設置し、販売し始めた。

 天候不順の影響で生鮮野菜の価格は高騰している。都内の複数のスーパーによると、2月の価格はほうれん草が1袋200円程度、ブロッコリーは1株246〜298円で、いずれも前年より3〜4割高い。一方、冷凍のほうれん草は200グラムの商品で200円前後、ブロッコリーは250グラム191〜196円で、前年とほぼ同じだ。

 冷凍野菜の売り上げは各社とも伸びている。2月の売上高はライフやサミットが前年同月比約3割、いなげやも同1割増えた。生鮮品の高騰に加え、「適量を使えて保存もしやすい」(ライフコーポレーション)ことも要因という。生鮮品の相場高はしばらく続くとの見方が根強く、冷凍野菜の需要が一段と伸びる可能性は高い。

ニュースの最新記事

PAGE TOP