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見送りやすく夕刻一日葬、イオンライフ、通常の半額程度、流れ見直し負担軽減。

[ 2018年6月6日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 イオン傘下で葬儀事業を手掛けるイオンライフ(千葉市)は7日から、夕刻に告別式を執り行う新サービスを開始する。通夜を行わない「一日葬」の増加を受け、多くの参列者が故人を見送れるよう、葬儀の流れなどを見直したほか、価格も通常の半額程度にした。遺族や参列者の負担を軽減するサービスを拡充し、顧客の満足度を高める。

 葬儀は従来、故人を迎えて葬儀の打ち合わせを行った後、翌日に納棺の儀式や通夜、翌々日に告別式や火葬を執り行うのが一般的。葬儀自体は2日間にわたるため、遺族の負担が大きく、午前中のケースが多い告別式に知人らが参列しにくいといった面もあった。

 現在では、通夜を行わず、納棺の儀式から告別式、火葬までを1日で執り行う「一日葬」も増加。イオンライフが取り扱う葬儀件数でも30%程度は一日葬という。

 同社はこうした状況を踏まえ、7日から全国で新サービス「夕刻一日葬」を始める。通常の一日葬とは異なり、納棺の儀式、お別れの儀式の後に出棺して火葬する。その後、参列者が集まりやすい夕刻以降に告別式や初七日法要を執り行う。

 価格も2日間の「一般葬」が70万7400円なのに対し、一日葬・夕刻一日葬は35万1000円と半額程度。遺族の労力や金銭的な負担を軽減する一方、故人を見送りやすいスケジュールで充実した葬儀が行える点をアピールする。一日葬・夕刻一日葬の割合を35%程度に引き上げる。

 高齢者や核家族の増加に合わせ、葬儀のあり方は変化している。イオンライフでは、全国で「終活」に関するセミナーも展開し、葬儀に必要な手続きや、最近はやりの葬儀などを解説している。

 さらに今月1日からは、終活に臨む本人の意思を、家族と共有できる会員制度の新サービスも始めた。

 イオンライフの広原章隆社長は「社会的な環境や顧客ニーズの変化に合わせて、サービス自体も柔軟に変化させていく必要がある」と話す。サービスを強化することで、新たな顧客を取り込みたい考えだ。

【表】一般的な葬儀と「夕刻一日葬」
 1日目    2日目   納棺の儀式
納棺の儀式  告 別 式    ↓
  ↓      ↓    お別れの儀式
 通 夜   初七日法要    ↓
  ↓      ↓     出 棺
お別れの儀式 お別れの儀式   ↓
         ↓     火 葬
        出 棺     ↓
         ↓    告 別 式
        火 葬     ↓
              初七日法要

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