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ユニクロ、AIで需要予測、「エアリズム」など対象。

[ 2018年6月13日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 ユニクロを運営するファーストリテイリングは人工知能(AI)を使った生産改革に乗り出す。天候やトレンドなど大量のデータをAIで解析して必要な商品枚数を予測する仕組みを2018年内に本格導入する。無駄な物を極力作らず、顧客の需要がある商品をいち早く届ける。従来型の製造小売り(SPA)から情報を生かした新業態への脱皮を進める。

 需要予測はユニクロで販売する機能性肌着「エアリズム」など幅広い商品を対象とする。世界の店舗やネット通販サイトを中心にデータを収集。アクセンチュアなどと連携し最適な計算方法の検証など準備や実験を進めている。

 「ディズニー」など他社とのコラボ商品や期間限定品の生産予測は難しいが、試行錯誤を通じて精度を高める。進出から日が浅く情報の少ない国も含めて基本的には全世界で実施する方針だ。

 取り組むのは需要と供給のずれを少なくするため。アパレル業界は天候に左右されやすく、業績の不安定さが課題の一つとなっている。事前にある程度の必要枚数を把握し、商品の販売計画や委託工場への発注量を示すことができれば、効率生産やコスト削減につながるとみる。

 ファストリは5月下旬に2年半ぶりに社債を発行し2500億円を調達。海外展開のほかデジタル化に向けたシステム投資に充てる。売上高や利益率で先を行く「ZARA」を運営するインディテックス(スペイン)を追いかける。

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