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ネット販売が下支え、ユニクロ、直営店は苦戦。

[ 2018年8月3日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 ファーストリテイリングのカジュアル衣料品店「ユニクロ」はインターネット販売が下支え役となっている。2日発表した7月の直営店の売上高は前年同月よりも1・9%減ったが、直営店とネットの合計では前年並みを維持した。ただ、ネット分野で中長期の成長を目指すには解決すべき課題も複数ある。

 ユニクロの7月の直営店売上高は3カ月連続で前年を下回った。同月は西日本豪雨や台風で、外出を控える消費者が多かったためだ。ただ、会社全体でみれば、天候の影響がないネット販売が加わることで、プラスマイナスゼロとなった。

 ユニクロはネット事業を成長させるため商品と利便性の両面で工夫をこらしてきた。ネット販売は2017年8月期に500億円近くまで増えた。同事業の行方は、新たなビジネスモデルと掲げる情報製造小売業の成否につながる。

 ただ課題も多い。一つが品切れの多さ。店舗用とネット用の在庫を別々に管理しているため、消費者がほしいときにすぐ商品を融通して売れない状況が発生している。また、ネットでの売れ行きを左右する要因について十分な分析ができていない。天候など理由がわかりやすい店舗とは勝手が違う。データをどう生かせるかが力強いけん引役へと育つ鍵になる。

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