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日経の紙面から

ユニー・ファミリーマートHD高柳浩二社長――自前決済で顧客情報収集(2019トップに聞く)

[ 2019年1月9日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ――2019年の事業環境をどうみますか。

 「18年よりも厳しくなる。コンビニエンスストアだけでなく小売業全体で実店舗が増えており、オーバーストアの状態だ。実店舗の競争激化に加え、ネット通販のシェアも上がり、価格の下押し圧力が強い。人件費や物流費の増加を値上げにつなげられず苦しい」

 ――地方スーパーで連携の動きが出ています。

 「我々もドン・キホーテと連携しているが、今後も合従連衡は進むだろう。小売業が厳しい環境にあることの裏返しだ」

 ――サークルKサンクスとの統合を終えました。

 「これから統合効果を出していく。物流の合理化を進めており、店舗配送のタイミングや届ける順番などを見直している。当社は合併が続き、物流効率を重視して店を増やせなかった。既存の店舗を前提とした最適な物流を探る」

 「(統合による不採算店の閉鎖で純減していた)店舗数も19年度からは純増に転じる。ただ大量に増やすことはせず、質をみていく。店舗を増やせば売上高は当然増える。だが利益率が下がれば、数を追いかける出店には意味がない」

 ――キャッシュレス決済を広げています。

 「集客が狙いだ。決済手段を広げて、来店してもらえるようにする。加えて自前のスマホ決済『ファミペイ』も始める。決済アプリを通じて顧客情報を集めていきたい」

 「(Tポイントなどの)ポイントサービスも決済と同じく、顧客目線で使えるものが多い方がいい。決済やポイントの入り口として当社のアプリを使ってもらうことをイメージしている」

 ――伊藤忠商事とどのように連携しますか。

 「新たに始めるアプリを通じて収集したデータの活用で連携していく。顧客ごとに買い物枠を設定するなどの金融サービスを想定している」(今井拓也)

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