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増税反動に備える――ビックカメラ宮嶋宏幸社長、決済・販促でお得を提供(2019トップに聞く)

[ 2019年1月7日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ――19年の消費動向をどうみていますか。

 「新元号や消費増税など、販売促進に生かせる話題性の高いものが多い。ラグビーワールドカップで訪日外国人客にも期待できる。家電エコポイント制度から10年となり、買い替えサイクルを迎える。あとは景気。株価が安定的に上がらないと購入意欲が湧かない」

 「ここ1、2年、家電量販企業では変化が激しい。出店戦略や取扱品目が変わってきている。我々も変化を恐れず取り組んでいるが、同業他社の動きには注目している。家電ばかり中心にしていても厳しい。各社が成長戦略をどう考えているか注目したい」

 ――18年を振り返るといかがでしたか。

 「エアコンの位置付けが高まったのが印象的だった。猛暑の影響で注目度が高まり、真冬でも暖房機としての役割が浸透してきている。ノートパソコンも好調だった。テレワークなどの普及でビジネスパーソンを中心にパソコンを持ち歩くのが一般的になっている」

 ――昨年12月にスマートフォン(スマホ)決済サービス「ペイペイ」を導入し、還元セールで店舗がにぎわいました。

 「現場で一部混乱があったことは申し訳なかった。もっと慣れていかなければいけない。QRコード決済は今後、一気に拡大しそうな雰囲気を感じる。決済手段同士の競争が続くだろう。様々な決済手段に対応し、お得で楽しい買い物ができるようにしたい」

 ――19年10月には消費増税が控えています。

 「前回の消費増税では、増税前には駆け込みが起こり、その後は反動があった。増税の時期を考えると、駆け込みは夏商戦、反動は年末商戦の時期になる。利用客にとってお得な販促をしていきたい。反動についても対策を考えていく」

 ――訪日外国人の動向はいかがですか。

 「伸びてはいるが、伸び率は落ち着きつつある。特化しすぎると日本人客から敬遠されてしまう。基本的には日本人客に支持されるような店作りを進めていきたい。日本人客に支持される店が外国人客にも支持されるはずだと考えている」

(矢尾隆行)

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