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高級ホテル寝室、空間演出を提案、大塚家具、寝具専業と連携、個人向け苦戦、法人開拓、富裕層の訪日客対応。

[ 2019年2月11日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 大塚家具は高級ホテル向けの家具販売をてこ入れする。今月行われる展示会「国際ホテル・レストラン・ショー」で、寝具の製造・販売を手掛けるスリープセレクト(東京・港)と連携し、寝室全体のコーディネートを提案する。寝具と家具とで500万円を超える組み合わせといい、特に富裕層の訪日客らのニーズに対応する。

 19〜22日に行われる第47回「国際ホテル・レストラン・ショー」で、両社で寝室を展示する。スリープセレクトが販売する米国の高級マットレスブランド「スターンズ&フォスター」のベッドと、大塚家具が取り扱う米国の高級家具ブランド「ベーカー」のテーブル、アームチェアなどでしつらえる。

 高級感のある客室を設けたいというホテルの需要を想定している。滞在中、長い時間を過ごす寝室への関心は、海外を中心に高まっており、訪日外国人からの高級・豪華な寝室を要望する声は増しているという。両社で組むことで、寝具だけでなく、寝室全体の空間演出ができる強みを持てる。

 家具販売市場が縮小する中、大塚家具は法人向け販売に力を入れており、高級ホテルのスイートルームなどに家具を納入している。昨年には神戸市のホテル「ラ・スイート神戸ハーバーランド」のスイートルームへ家具を納入した。また、イタリアの高級家具ブランド「ポルトローナ・フラウ」を専門に扱う直営店を東京都港区に出したのもホテルなどの需要を見越した取り組みといえる。

 スリープセレクトは米国のベッド・マットレスの高級ブランド「シーリー」の国内での製造・販売を手掛ける。2010年から同展示会に出展しているが、小売企業と連携して出展するは初めて。

 昨年の在庫一掃セールが好調だったとはいえ、個人向けが苦戦する大塚家具にとって、法人向け、とりわけホテル向けの開拓は重要だ。間近に迫る20年の東京五輪に向けて、ホテルの新規開業や改装は今後増えるとみており、家具や寝具を新調しようとするホテルも相次ぐ。大塚家具が高級家具の分野でこれまで培ってきたコーディネート力を発揮できれば、競合との違いを打ち出す大きな機会になりそうだ。

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