日経メッセ > JAPAN SHOP > ニュース > 19年上期ヒット商品番付、令和、スマホペイ還元、消費・決済に新時代。

日経の紙面から

19年上期ヒット商品番付、令和、スマホペイ還元、消費・決済に新時代。

[ 2019年6月5日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 日本経済新聞社は2019年上期(1〜6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。東の横綱には「令和」、西の横綱にスマートフォン決済で一定額が還元される「スマホペイ還元」を選んだ。需給で価格が変わる「ダイナミックプライシング」など、新しい時代に消費のあり方を変えるサービスなどが上位に並んだ。(詳細を5日付日経MJに)

 昭和天皇の崩御に伴う自粛ムードで始まった平成とは異なり、令和の幕開けは新しい時代を迎える祝賀ムードが日本列島を覆った。東の大関「10連休」で全国の観光地が特需に沸いた。JR6社では期間中の新幹線や特急列車の輸送人員が前年比19%増の1516万人と活況だった。

 スマホペイ還元は、ペイペイやLINEが100億円規模の還元キャンペーンを実施。楽天も最大2割を還元するキャンペーンを展開するなど、スマホ決済の主導権を握ろうと各社が還元策を競った。

 消費者のスマホ決済の認知度も高まり、国際的に低かったキャッシュレス決済の普及に一役買った。アプリ分析のフラー(千葉県柏市)によると、ペイペイのスマホアプリを使う人数は月間ベースで昨年12月から約6割増の300万人に達した。

 平成が始まった1989年のヒット商品番付では、横綱に「1円玉」が選ばれた。89年に導入された消費税に伴い小銭のお釣りが増えるなど、現金志向が強い日本の消費を象徴した。

 それから約30年。10月の消費増税では、政府がキャッシュレス決済でのポイント還元を実施する予定だ。企業も増税に合わせて、スマホ決済などの還元キャンペーンを実施する見通し。令和元年は、現金からスマホなどに決済の主役が変わるかどうかの節目の年となりそうだ。

 「一物一価」だった価格のあり方も変わりそうだ。西の関脇の「ダイナミックプライシング」は需給や競合状況に応じて価格を変える手法。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)が1月に導入した。混雑の状況に応じて入場料が変わり、連休中の4月28日の大人1日券は8900円と導入前より1000円高かった。Jリーグやプロ野球でも導入の動きが広がっている。

ニュースの最新記事

PAGE TOP