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タイ財閥サハ、ローソン出店を拡大、駅や空港に。

[ 2019年6月25日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 【バンコク=村松洋兵】タイ大手財閥サハ・グループは、地下鉄や空港にコンビニエンスストア「ローソン」の出店を広げる。交通広告を手掛ける現地の広告会社と組み、公共交通機関の施設内でコンビニ事業を担う合弁会社を近く設立する。人通りの多い鉄道駅や空港で店舗運営を増やし、コンビニ事業を強化する狙いだ。

 28日に合弁会社設立の契約を締結する。資本金は2000万バーツ(約7000万円)。サハと日本のローソンの合弁会社サハローソンが60%、現地広告会社のVGIグローバルメディアが30%、サハの持ち株会社が10%を出資する。

 サハとVGIは既に2月に業務提携し、バンコクの中心部を走る高架鉄道「BTS」の駅構内で数店舗のローソンを運営している。今後は新設する合弁会社を通じ、地下鉄のほか、空港への出店も目指す。サハは2021年2月末までに鉄道駅など公共交通機関の施設にローソン30店を展開する目標を立てている。

 同社は12年にローソンと合弁会社を設立し、タイで「ローソン108」の名称でコンビニを展開している。18年3月時点で約120店を構える。タイのコンビニは財閥最大手チャロン・ポカパン(CP)グループが運営する「セブンイレブン」に勢いがあり、約1万1000店を運営する。

 サハは今後、鉄道駅や空港に集中出店することで、CPグループを追い上げる考えだ。

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