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リフォーム後、VRで体感、エディオンなんば本店、50種、イメージしやすく。

[ 2019年7月31日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 家電量販大手のエディオンは、仮想現実(VR)でリフォーム後の部屋の様子を体感できるサービスを始めた。自宅の間取り図を持参すれば、実際の寸法で部屋を歩いているように感じられる。高齢者を中心にリフォームへの関心は高いが、価格の高さもあって二の足を踏む人も多い。VRで具体的なイメージを示し、リフォームへの心理的なハードルを下げる。

 6月に大阪市にオープンした同社最大の店舗「なんば本店」の6階に、リフォームコーナーを設けた。ヘッドセットを装着すると、まるで部屋の中にいるようなリアルな感覚が味わえる。専用のリモコンで操作すると、ドアの開閉ができるほか、歩く動きをすると仮想空間上のリビングやキッチン、バスルームなどに移動できる。

 自宅の間取り図を持って行くと、その場で読み取ってVR画像に反映できる。さらに好みの壁紙の色合いやキッチンの形を選ぶと、自宅のリフォーム後のイメージをより実態に近い形で体感できる。

 同店では、リビング、ダイニング、キッチンのLDKをパッケージにしたリフォームプランを新たに始めた。従来はキッチン、リビングなど別々に提案していたが、自分ではコーディネートできずに任されるケースも多いという。基本プランとして50パターンを準備して選びやすくした。

 色は明るい白基調からシックな黒色まで5種類を用意。キッチンは独立キッチンに近い形や、反対側にカウンターを取り付けた形など5種類をそろえた。これに建材の2種類を組み合わせ、計50種類を基本パッケージとして提案する。価格は160万〜200万円ほど。壁の色を赤くしたいなど、個別の要望にも対応可能だという。

 これまでリフォームの見積もり後の成約率は50%ほどだった。基本プランをそろえて、選びやすくして裾野を広げる。さらにVRでリフォーム後をイメージしやすくし、成約率の向上を目指す。今後は収納スペースの増やし方や、耐震性を上げるといったリフォームに関するセミナーも開催する。

 エディオンのリフォームを含むエコ・リビングソーラー事業の売上高は2018年度に482億円で、全体(7186億円)の6・7%で、これを10%まで高める目標を掲げている。小島規和・統括部長は「価格がわかりにくいなど、リフォームに不安を持つ人はまだ多い。人の集まる旗艦店で(VRを)アピールし、関心を高めたい」と話す。今後は、大型店を中心にVRを拡大していく構えだ。

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