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福岡パルコ、3月19日開業、衣料抑え食品や雑貨充実。

[ 2010年1月15日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 【福岡】パルコは3月19日、岩田屋旧本館跡地に「福岡パルコ」(福岡市)を開業する。都心型店舗では通常5割の衣料品の比率を3割強に抑え、食品や化粧品のテナントを充実。外国人観光客の来店を促すため、デジタルサイネージ(電子看板)などは中国、韓国語でも表示。年間110億円の売り上げを目指す。

 福岡パルコは地上8階、地下1階、売り場面積1万2000平方メートル。投資額は約50億円。総テナント数は150店で、このうち約100店は福岡市へ初出店となる。年間の来店客数は約1000万人を見込む。

 渋谷パルコ(東京・渋谷)など都心立地店では通常、衣料品の売り場面積の割合が約50%。福岡パルコはこれを36%に抑える一方、食品や雑貨など低価格で買いやすい商品群や、ネイルサロンなどのサービス分野を多めにそろえる。

 売り場の配置も「紳士服と婦人服を同フロア」といった形で、家族やカップルが来店しやすいよう工夫。中国、韓国などアジアをはじめとする外国人客向けに英語、中国語、韓国語の案内や資料も用意する。

 建築上の問題で他のパルコの店舗に入っているような劇場やライブハウスの設置は断念したが、福岡市内の他の劇場で演劇などを企画し福岡パルコで関連イベントを実施するなど強みを生かす。

 岩田屋旧本館は1936年の開業。天神交差点の角にあり天神ビルと並ぶ天神の顔だった。04年に近隣の現在地に岩田屋が移転して以降、全面利用はされていなかった。

 天神地区は岩田屋、三越福岡店、博多大丸の3つの百貨店に天神コア、ソラリアステージなどファッション系の商業施設が集まる激戦区。消費不振で苦戦する商業施設が多い中、天神の一等地が福岡パルコとして復活することによる集客効果に期待が高まる。平野秀一パルコ社長は「幅広い顧客が買い物しやすい環境を整えれば、(売上高110億円の)目標は達成できる」と説明する。

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