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ユニクロ、世界で出店加速、独など、新規の9割海外に、新卒の半数、外国人採用。

[ 2010年5月12日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 ファーストリテイリングは主力のカジュアル衣料品店「ユニクロ」の出店を世界規模で加速する。海外は既存の7カ国に加えドイツやスペインなどにも進出。現在の年約130店の世界の出店数を大幅に増やし、3年後にも新規の9割を海外とする計画だ。人材面でも来春から新卒社員を大量採用し、半分は外国人を予定する。好調な国内事業も少子高齢化で大きな伸びは期待できないため、ユニクロを世界ブランドに育て国際競争力を高める。

 柳井正ファストリ会長兼社長が日本経済新聞に明らかにした。ユニクロの店舗数は2010年8月期末見込みで国内809、海外144。今期の出店計画は過去最高となる前期比39%増の132店で、うち6割を国内が占める。

 3〜5年後の年間の出店数は「500店を目指す」(柳井会長)。その9割程度を海外とする計画だ。中国、韓国、米英仏など既存地域で店舗を増やすほか、3年以内にドイツのベルリン、スペインのマドリードやバルセロナ、10年以内にはブラジル、メキシコ、アルゼンチンへ進出する。新店物件は従来と同様に賃借で確保、大半は広さを標準店の2倍超(1650平方メートル以上)とする。

 ユニクロより低価格の店舗で、格安ジーンズなどが好調な衣料店「ジーユー」も近く海外出店に乗り出す考え。柳井会長は「ユニクロとジーユーが共同出店すれば、3300平方メートル以上の大型店開発も可能」と言う。

 国際展開に合わせ新卒採用も拡大。10年春の国内外での入社は約300人強で、うち外国人は100人超。柳井会長によると11年春に約600人、12年春に約1000人、13年春は約1500人に増やし毎年、半数以上は外国人とする計画だ。

 今期のユニクロ事業の海外売上高は前期の2倍の740億円、営業利益は4・7倍の75億円の見通し。ファストリの今期の連結売上高は前期比22%増の8340億円、営業利益は29%増の1405億円の見込みで、ユニクロ海外事業の伸びは著しい。今年2月末の手元流動性資金は約2765億円と豊富で、出店を急拡大しても財務の健全性は保てるとみている。

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