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有機ELで和紙照明、山形・米沢の5社、量産化第1弾。

[ 2015年10月1日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 山形県米沢市の企業5社などでつくる「有機EL照明実用化研究会」は、有機ELを使った和紙照明「YUKI ANDON」を開発した。「次世代の光」とされる有機ELの産業化に向けた量産化商品の第1弾で、新技術の採用により少量生産だった従来品と比べ価格を3分の1に抑えた。11月13日に発売し、高級旅館の和風インテリア照明など市場開拓を進める考えだ。

 開発した有機EL照明は、東北パイオニア(天童市)製の有機ELパネルと、400年の歴史をもつ山形県白鷹町の「深山和紙」のシェードを組み合わせた。ロウソクののように明かりを揺らすことができる。コードレスでも使える。約10センチ四方で、高さは28センチ。550台の限定販売を予定している。希望小売価格は1万9800円(税別)。問い合わせ先はタカハタ電子(米沢市)。

 有機ELは、点光源の発光ダイオード(LED)と異なり、面全体が発光し太陽光に近い光を出す。ただ高価格がネックとなって県内公共施設での採用などにとどまり、普及は進んでいない。新製品は従来の真空蒸着に代えて、材料ロスの少ない塗布型という印刷技術を採用することで価格を抑えた。

 有機ELの研究開発は、米沢にある山形大学工学部が一大拠点となっており、米沢生まれの光の産業化に向けて産官学が力を入れている。

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