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部品検査用LED、シーシーエス、オーダーメード対応先手、開発・生産を一体化。

[ 2017年4月19日 / 日経産業新聞 ]

 【京都】電子部品の小型化によるオーダーメード需要の高まりに先手を打って、部品検査用発光ダイオード(LED)大手のシーシーエスが開発、生産体制を転換する。両部門を5月に一体化し、顧客の細かい要望に即応できる組織をつくる。売上高に占めるオーダーメード品の比率を4年後に7割まで引き上げ、付加価値を高める。

 京都市上京区の本社にいる設計開発者など60人を、同下京区にある生産現場に移し、新たに「開発センター」を開設する。分散していた開発と生産の担当者を1つの組織に統合し、連携を取りやすくする狙いだ。発足時の人員は160人規模になる。

 シーシーエスは電子部品の製造ライン上で使う検査用LEDの製造大手。光線の波長や角度、強さを細かく設定できる製品の開発に強みを持ち、100億円規模とみられる国内市場で4割ほどのシェアを持つ。

 スマートフォン(スマホ)などの小型高機能製品が増えるなかで、電子部品は小型化が加速している。それに伴って、製造ライン上の検査用カメラにもより高い精度が求められるようになっている。検査に使う光を出すLEDも従来の標準製品では対応しにくくなっている。

 検査用カメラの性能が高まると、LEDの性能にも従来以上に細かい調整が必要になっている。これまで、シーシーエスが設定する標準製品が売り上げの半分ほどを占めていたが、社内体制を変えることで、担当者を大きく増やさずに、より多くのオーダーメードの需要に対応できるようになるとしている。

 LED照明はコンデンサーなど電子部品の生産ラインの中で、凹凸を把握し、不良品を判定する用途で使われている。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」が進展すれば、モノに装着するICチップはさらに小型化するとみられている。製造ラインに使う部材のオーダーメード化はさらに進展するとみて、先手を打って社内の体制作りを進める。(京都支社 渡辺直樹)

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