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LED照明の光、特性を精密計測、山形大が施設。

[ 2017年5月17日 / 日経産業新聞 ]

 【山形】山形大学は発光ダイオード(LED)や有機ELを使った照明の光の特性を精密に計測できるセンターを、山形県米沢市に開設する。LEDの大型化に合わせ、直径3メートルの大型計測装置=写真=を導入したのが特徴。同規模の計測装置は、公設試験研究機関では徳島県に続き全国で2例目となる。照明メーカーなどの利用を見込んでおり、7月にも稼働させる。

 設立するのは「SSL計測評価センター」。SSL(固体照明)は新たな光源として利用が広がっているLED、有機ELの総称。山内泰樹教授を中心に設立を進めており、山形大の有機エレクトロニクスの実用化拠点「有機エレクトロニクスイノベーションセンター」(米沢市)に開設する。メーカーの開発段階での精密計測需要をにらみ、利用料は1回数万円程度を予定している。

 目玉の大型装置「全光束測定用球形光束計」は「積分球」という球体内部に光源を置き、内部で反射させて光量を測る。明るさを示すのに、白熱電球のワットに代わって、LED電球では「全光束値」(単位ルーメン)が使われるようになってきており、それを計測する。

 直径3メートルにしたのは、工場や駅ホームで蛍光灯を消費電力が少なく長寿命のLEDに置き換える動きが進んでいることが背景にある。東北では宮城県と秋田県にそれぞれ直径2メートルの計測装置があるが、全長2・4メートルのLEDバーが登場しており、それに対応できる装置を整備した。

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