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警備システム、実証実験開始、太陽誘電など。

[ 2017年6月29日 / 日経産業新聞 ]

 【前橋】群馬県高崎市に生産・開発拠点を持つ太陽誘電は前橋商工会議所、群馬綜合ガードシステム(前橋市)と組んで光無線通信の仕組みを使った警備システムの実証実験を始めた。

 監視カメラに通信用ケーブルを接続する必要がないため、設置が容易でコストも削減できる利点がある。公的施設での採用事例を作ることで国内外での販売拡大につなげる。

 前橋商工会議所会館の出入り口付近と駐車場の2カ所に光無線通信を使ったカメラを設置した。事務所内にモニターを置いて屋内から常時監視できるようにするほか、画像はサーバーに蓄積し、必要に応じて分析する。

 カメラは建物外に、カメラから光通信のデータを受け取る受光装置は屋内に置いた。受光装置からサーバーまではケーブルでつなぐ。事業費は約150万円で、費用は3者で分担する。通信用ケーブルを敷設する場合に比べ数十万円単位でコストを削減できるという。

 光無線通信は発光ダイオード(LED)ライトを高速で点滅させることで、デジタル化した情報を伝達する仕組み。通信速度は現在、毎秒10メガビットだが年内に100メガビットまで向上させる。ケーブルなしで100メートルの距離まで情報を伝達できる。電波と比べると、混信したり情報が傍受されたりしにくい利点がある。

 太陽誘電は群馬県が発祥の地で高崎市や中之条町に開発や製造の拠点を構える。コンデンサーが主力だが、CD―Rを世界で初めて実用化した経緯があり、光を使ったデジタル技術に強い。

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