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連載コラム

適時適光 繊細な光への進化 ライティング・フェア2013レポート (後編)

[ 2013年6月14日 ]

前回に引き続き、2013年3/5~3/8に開催されました2年に一度開催されるアジア最大級の照明展示会「ライティング・フェア2013」のレポートの後編をお伝えしたいと思います。

筆者が携わっている建築照明の視点から個人的に興味を持った照明器具をメーカーごとに紹介したいと思います。また、ライティング・フェアとIALD JAPANのコラボレーションイベント(国際シンポジウムやバスツアー等)、ライティング・フェアの会場である東京ビックサイトで開催されたIALD JAPAN主催のイベントである「Enlighten Asia in Japan 2013」についても紹介したいと思います。

「ライティング・フェア2013」の概要などは前回のレポートをご覧ください。
http://messe.nikkei.co.jp/lf/column/cat414/123214.html

トキ・コーポレーション(以下トキ)
トキ・コーポレーションもアドバンテージキセノンやテープライトなどの建築化照明に特化したメーカーです。以前より既存照明のLED化、またLED照明の新製品の開発などDNライティングと同様に独自のノウハウを生かしたオリジナリティ溢れるLED照明を展開しています。

図70 トキ・コーポレーションのブース

当然のことながら看板商品であるアドバンテージキセノンも既にLED化されているのですが、今回は新しく色温度変化アドバンテージという製品が展示されていました。白熱系の照明器具は調光で光量を絞ると、色温度も低くなり赤味を帯びた光に変化します。ところがLED照明の場合は調光で光量を絞っても色温度はほとんど変わりません。それがLEDの良さと捉えられる場合もあるのですが、ホテルやバーなど雰囲気のある暗さが好まれるような空間では、スムーズな調光とそれによるなんとも言えない色温度の変化が好まれ、いまだに白熱電球やハロゲンランプが使用される事があります。

その要望に応えるべく登場したのが色温度変化アドバンテージです。調光で光量を絞ると白熱電球のように色温度も赤味を帯びた光に変化していきます。アドバンテージキセノンの色温度を意識しているため、色温度は2,000k~2,700kの間で調色可能です。通常色温度調色可能な器具は白色と電球色2系統の調光が必要になる場合が多いですが、この器具は調光と調色を同時に行う為、1系統で調光ができるのも魅力です。またPWM調光方式、位相制御調光方式のいずれも選ぶ事ができるという点も利用の幅が広がります。

図71 色温度変化アドバンテージ(トキ・コーポレーションHPより)

図72、73 色温度変化の様子
上段左:アドバンテージキセノン、上段右:アドバンテージLED、下段:色温度変化アドバンテージ
図72(右)が調光で光量を絞った状態。アドバンテージLED(上段右)は色温度がほとんど変化せず、色温度変化アドバンテージは赤味を帯びた低い色温度に変化することがわかる。

トキのLEDライン照明の定番であるトキラックスにも色温度変化タイプのトキラックスKTが展示されていました。こちらは2,200k~4,500kの間で調色可能となっています。

図74 色温度変化(2,200k~4,500k)が可能なトキラックスKT

図75、76 トキラックスKTの色温度変化の様子

その他、アドバンテージキセノンを薄くしたような形状で、より曲げやすくなったアドバンテージXF、屋外で使用可能なハイパワーなフレキシブルLED照明リベールのオプションとして登場した平行ルーバー、壁面のライトアップ、ウォールウォッシュでは定評のあるグラディシリーズに追加された屋外用バージョンなどが注目すべき新製品だと思います。

図77 アドバンテージXF

図78 平行ルーバーが装着されたリベール
平行ルーバーのオプションが追加された事で使い方の幅がさらに広がる。

図79 ブース外壁を照らす屋外用グラディ
従来のグラディの評価が高いだけに、屋外用グラディへの期待も大きい。

その他気になったメーカーや器具
画像を中心にそのほかで気になったメーカーや器具を紹介したいと思います。

ウシオライティング

図80、81 φ50ハロゲンタイプのLEDランプ その1
海外でも評価の高いSORRAのLEDランプ。Ra95と演色性が高く、調光も可能という優れた仕様が魅力。ウシオライティングから販売される。

図82 φ50ハロゲンタイプのLEDランプ その2
国内で評価が高く様々なメーカーで採用されているウシオライティングのE11のLEDランプにハロゲンランプ65w相当タイプが登場した。こちらも調光タイプが用意されている。

マックスレイ

図83、84 埋め込み穴系φ85のLEDウォールウォッシャー
良い照明器具が少ないLEDウォールウォッシャーのなかでもクオリティが高く、埋め込み穴系φ85というコンパクトさもうれしい。


森山産業

図85、86 100VタイプのスリムLEDs100
このコンパクトさで電源内蔵という事に驚く。専用電源が必要ないため建築化照明として様々な場所で使用可能。(調光不可)

図87、88 レンズによって配光を制御するスリムLEDs100

オーデリック

図89 フィルターによって配光を変化させるスポットライト
昨今は大型のレンズを用いてLEDの配光を調整するスタイルが増えているが、レンズというよりはフィルターのような薄いオプションを用いて配光を変化させるありそうでなかったコンセプトのLEDスポットライト。HID35wクラスからHID100wクラスまで揃っている。


東芝/東芝ライテック

図90、91 Ra90の高演色タイプのLED
演色性を高めると光量が落ちやすくなってしまうため電球型ではまだ数が少ない高演色タイプのLED電球

図92 配光を300°に広げたミニクリプトンタイプのLED電球
ミニクリプトンランプに合わせて配光を300°に改善したLEDランプ

図93、94 配光230°の白熱電球タイプのLEDランプ(1,160lm)
白熱電球タイプのLED電球でも1,000lmを超えるランプが登場してきた。

図95、96 近年普及しつつあるフラット形LEDランプの新製品
調光タイプや、パッキン付きの防水タイプが登場した。防水型は容易に屋外照明に組み込みやすい。

オプティカルソリューションズ 

図97 φ50ハロゲンタイプのLEDランプに装着する配光変換フィルター
配光を変化させる特殊なシート(LED拡散板)が以前より紹介されていたが、それを利用した配光変換フィルター「ライトチューナー」。熱の影響の少ないφ50ハロゲンタイプのLEDランプに装着し配光をコントロールする。アイデア次第で様々な使用方法が考えられる。

岩崎電気

図98、99 レディオック フラッド ブリッツ フルカラー
岩崎電気のハイパワーLED投光器レディオック フラッド ブリッツにフルカラータイプが追加された。常設可能な屋外仕様のRGBのハイパワー投光器の選択肢は非常に少ないため、演出照明の分野において様々な使用が期待される。

図100、101 レディオック フラッド ブリッツ80wタイプ
200w、400wとかなり大型だったレディオック フラッド ブリッツに使いやすい80wタイプが追加された。配光も狭角・中角・広角の3種類が用意され使いやすい。メタハラ150w相当のパワーがある。会場の天井を照らすパフォーマンスも1灯で充分な明るさが感じられる。

ライティング創


図102~104 シンプルでコンパクトな器具が多いライティング創のLED照明
LEDの特性を充分に活かしたシンプルでコンパクトな器具を多数展開するライティング創のLED照明はホテルなどの実績が多いとのこと。確かにホテルやハイグレードなマンションや住宅との相性は抜群だと思われる。

図105 オリジナルのLEDモジュール

NECライティング

図106、107 スピーカー搭載のシーリングライト「CrossFeel」
シーリングライトにパイオニア製のオリジナルスピーカーを搭載したシーリングライト。iPhoneやAndroidのアプリでも操作が可能で、ミュージックプレイヤーに入っている曲をワイヤレスで再生する事ができる。アプリケーションで調光・調色(2,700k~6,500k)も可能。専用に開発されたスピーカーから流れる音は照明器具から流れているとは思えないほどクオリティが高い。

図108、109 透過する有機EL LIFEEL


カネカ



図110~115 有機EL照明を使ったオブジェや試作品
以前に比べ格段に見せ方のバリエーションが増えたカネカの有機EL照明。実際の活用方法をイメージしやすい。

山形県産業技術振興機構

照明業界の方であれば有機ELと聞くと山形県を思い浮かべる方も多いのではないかとおもいます。Lumiotecなどが良く知られていますが山形県には有機ELの研究機関、また有機EL関連企業が多く存在します。それらの企業が集まった山形県産業技術振興機構のブースでは、「有機ELといえば山形」をキャッチコピーにして、有機ELを使用した試作品などが多数展示されていました。

図116 キャンドルのように持ち運び可能な有機EL照明「Ribbon」
電池で点灯するため簡単に持ち運びが可能

図117、118 フラットで高演色な有機EL照明の光の特性を活かした展示台「アートステージ」

図119、120 フラットで高演色な有機EL照明の光の特性を活かした撮影用照明「オーガニックライト輝」

図121 有機ELの特性を活かし折りたたむ事ができるスタンド「ORIGAMI」

図122 フラットで高演色な有機EL照明の光の特性を活かしたメイク用照明「オーガニックライト雅」
鏡の両サイドに置いて使用する。


ファースト・デザイン・システム

図123~124 ブラックライトと同様の効果があるUV Light LED

図125 IP68の性能を有するLED投光器
今回の展示はあくまでパフォーマンスで、実際に水中での常設使用は不可ということだがIP68の性能を持った投光器は珍しい。

ALTO

図126、127 ノングレアにこだわった韓国の照明メーカーALTO
ALTOはノングレアにこだわった韓国の照明メーカーで、クオリティの高いグレアレスダウンライトなどを豊富に取り揃えている。こちらも日本での今後の展開が期待される。(ALTOについては 以前のコラムを参照。

図128、129 様々なオプションが取り付け可能な多機能スポットライト
少し器具のサイズは大きいがオプションを取り付けて光をコントロールできるというコンセプトが良い。15w/30wタイプがあり、光量も期待できる。


図130〜132 グレアレスなオフィス用照明
非常にグレアレスなルーバーを組み込みこんだオフィス照明。埋め込みタイプやペンダントタイプなどもある。徹底的にグレアレスにこだわった製品作りに好感がもてる。

まとめ

色温度可変と光のコントロール
全体の大きな流れとして色温度可変の器具が非常に目立っていたと思います。昨年のフランクフルトで行われたLight+Building 2012でも照明のLED化に伴い、光の細かなコントロール(色温度可変LEDや新しい照明制御システムのソフトやハードなど)がトレンドの一つとして感じられました。(Light+Building 2012については 以前のコラムを参照
その流れは今回のライティング・フェアでも強く感じられました。近年では人間の生体リズムに合わせて光の照度や色温度を変化させるサーカディアンライティングという言葉なども耳にするようになりました。日中は高い色温度、高い照度の方が活動的に、夜は低い色温度、低い照度の方が落ち着いてリラックスできるといわれています。単なる調光やカラーの変化だけでなく、時間やシチュエーション、感情などに合わせて細かく光をコントロールする時代になってきたのだと思います。LED照明は従来の光源に比べて光の微妙なコントロールが容易にできます。細やかな光のコントロールはLEDの進歩により、LED照明が従来の光源の代替として充分な能力を兼ね備えてきた現在だからこそ実現可能な技術なのだといえるでしょう。

LED照明の更なるハイパワー化
10,000lmを超えるようなハイパワーなメタハラ150wクラスのLEDダウンライトなどの登場も今回のトレンドの一つではないかと思います。それらの器具は基本的に高天井に使用されるため、それほど心配の必要はないかも知れませんが、明るくなればなるほどグレアの懸念もあります。ただ、それはこれまでの器具と同様、今後徐々に光の質を高め改善されていくことでしょう。

建築照明においては、高天井でメタハラ150w以上と同等の明るさを持つLED照明を使用するとなると狭角配光の器具が重要になります。現状ではハイパーなLEDダウンライトの多くは広角~超広角になるので、10度前後の狭角配光の機種が今後充実してくるとよりプラニングの幅が広がるのではないかと思います。

図133~134 コイズミ照明や大光電機の10,000lmを超えるハイパワーダウンライト

ワイヤレス
先に紹介したルートロンのEcoSystem、山田照明のZigBeeなどのように、調光や調色のコントロールもワイヤレスの時代になりつつあります。さらに一筆書きのように配線をしても器具を個別にコントロールする事が可能な技術が実用化されてきています。これらの技術は単に便利になるだけでなく、照明のランニングコストダウンや施工のイニシャルコストダウンなどもにも繋がります。ワイヤレス化の流れは今後も加速していくのではないかと思われます。

LED電球の進化
こういった展示会では器具一体型のLED照明の方がバリエーションが多く、高性能であるためそちらの方に目がいってしまいがちですが、LED電球、LEDランプなども着実に進化しています。器具一体型LED照明の方が高性能ですが、やはり一般のエンドユーザーにとっては交換が可能であるLED電球やLEDランプの安心感は非常に大きいものです。今回のライティング・フェアでは1,000lmを超えるLED電球、高演色タイプのLED電球、より明るくなったハロゲンランプタイプのLEDランプなど様々な形での進化を感じました。ランプ交換が可能なLED照明の魅力も益々高まっていくと思います。


図135~138様々なタイプのLED電球・LEDランプ〔図135、136(東芝/東芝ライテック)、図137(ウシオライティング)、図138(パナソニック)〕

有機ELの進化
前回のライティング・フェアに比べ有機ELの試作品・製品の数が格段に増え、その完成度も上がっているように思います。特に山形県産業技術振興機構のブースでは有機ELの特性を活かした様々な製品や試作品が多数展示されており驚きました。昨今はLEDの進化のスピードと完成度の高さばかりに注目してしまいがちですが、有機ELも一般照明として普及・実用化に向け着実に進歩していると強く感じました。


図139~142バリエーションが豊富になった有機ELの製品や試作品〔図139(パナソニック)、図140(コニカミノルタ・アドバンストレイヤー)、図141(カネカ)、図142(山形県産業技術振興機構)〕

全体的に
充分な明るさを得たLED照明は光の質を追求する時代になってきました。その流れを強く感じたのが前回のライティング・フェア2011です。今回は色温度の調色、光の波長をコントロールして美しさにこだわった光、細やかな光の制御を目指したシステムなど、以前よりもさらに繊細な光の追求の姿勢を感じました。細かな所に気が付いたり、細かな所に手を加えたりする事は日本人の得意とするところですし、それが形となって製品に表れていたと思います。

建築照明デザインの考え方に適光適所(適所適光)という言葉があります。「適した場所に適した光を」という考え方です。その思想をもとに照明計画を行うと不思議と心地よく、かつ無駄なエネルギーを消費しない空間ができあがります。LED照明のさらなる進化によってその場にあった光だけでなく、その時にあった光、さらにはその人のライフスタイルや感情にあった光といったようにシチュエーション合わせた照明計画が可能になってきました。これまでも時間とともに光が変化する手法はありましたが、細かな制御が可能なLED照明が一般的になってきた今、もっと繊細でパーソナルな「適時適光」という考え方も重要になってくると感じました。

ライティング・フェアとIALD JAPANのコラボレーション企画
レポートの冒頭で紹介しましたが今回のライティング・フェアでは日本の代表的な照明デザイナーの職能集団である IALD JAPANとライティング・フェアのコラボレーション企画もあり、照明デザイナーも一緒になってライティング・フェアを盛り上げました。
そのイベントの様子を画像を中心に簡単にご紹介します。

有明あかりスタジオ

図143 有明あかりスタジオ
会場にはIALD JAPANに属する照明デザイナーのブースがあり、照明デザイナーのお気に入りの一品が展示されている。写真に写っているモニターには照明デザイナーの作品が常時映し出されている。ブースは有明あかりスタジオという名前がついており、その名の通り照明デザイナーがパーソナリティとなり、ラジオの公開収録さながらのパフォーマンスも行われた。


図144~146 照明デザイナーの愛する一品の展示
照明の枠にとらわれず照明デザイナーが普段愛用している一品が展示されている。


図147~149 トークショー「ALL LIGHT NIPPON」
「ALL LIGHT NIPPON」と題したトークショーを有明あかりスタジオで行っている様子。スタジオを意識した本格的なつくりが雰囲気をより盛り上げる。照明デザイナーがパーソナリティとなり光に関する様々なテーマについて話す。トークショーは会期中、途中休憩を除き常時行われており、15分~30分の40近いプログラムが用意された。

ライティング・フェアレセプション「灯祭」

図150 ライティング・フェアレセプション「灯祭」の様子
ライティング・フェアの初日に行われたレセプションの様子。IALD JAPANの照明デザイナーが会場の照明デザインを担当した(写真は照明デザイナー 石井幹子氏による挨拶の様子)。レセプションではライティング・フェアの出展社と照明デザイナーの交流が行われた。


図151、152 様々な光の仕掛け
光るシャンパンタワーや光るビールサーバーガールなど様々な光の仕掛けが用意されている。

図153 自らも光るTシャツを着て会場を盛り上げる照明デザイナーの東海林弘靖氏

照明デザイナー国際シンポジウム
世界的照明デザイナーである石井幹子氏の基調講演、世界を代表する6人の照明デザイナー(チャールズ・ストーン氏、ジェイケイ・ヤオ氏、ロン・ハオレイ氏、ティノ・クワン氏、ルイ・クレア氏、面出薫氏)による「アジア感覚の光」についてパネルディスカッションが行われました。

図154、155 石井幹子氏の基調講演「照明デザインの軌跡と展望」
今日までの建築照明デザインの流れをいくつかの年代に区切り、当時の時代背景や事例写真なども交えながらどのように建築照明デザインが発展してきたのかが語られた。建築照明デザインに携わる者として改めて考えさせられる事が多い内容であった。

図156 6人の照明デザイナーによるパネルディスカッションの様子
「アジア感覚の光」について世界を代表する6人の照明デザイナーによるパネルディスカッション。まず自分のプロジェクトの写真などを交えながらアジア感覚の光について6名が順にプレゼンテーションを行い、その後パネルディスカッションを行うスタイル。それぞれの考え方や照明デザインのスタイルが異なり、非常に白熱したディスカッションとなった。

LIGHTING STAGE

図157 会場入り口(西ホールアトリウム)に設けられたLIHGTING STAGEでのセミナーの様子
会場入り口にはLIGHTING STAGEが設けられ会期中は様々なセミナー、トークセッションなどが行われる。IALD JAPANの照明デザイナーもLIGHTING STAGEでたくさんのセミナーなどを行った。写真は照明デザイナーによるクイズショー「照明デザイン界、ふしぎ発見!」の様子

照明デザイナーとめぐるバスツアー「Tokyo Light Cruise」
照明デザイナーがガイドとなり、都内の建築照明デザインの名所をめぐるバスツアーが開催されました。東京ビッグサイトを出発し→リーテム東京工場(照明デザイン:近田玲子デザイン事務所)→東京ゲートブリッジ(照明デザイン:石井幹子デザイン事務所)→東京駅(照明デザイン:ライティングプランナーズアソシエーツ)→東京スカイツリー(照明デザイン:シリウスライティングオフィス)の順に巡ります。実際にプロジェクトに携わった照明デザイナーの解説を聞きながら建物や照明演出を体験できるという企画は非常に良かったと思います。照明業界の方だけでなく一般の参加者が非常に多かった事にも驚きました。

図158 出発前の会場
4台のバスでめぐるツアーのため、集合場所にはたくさん人が集まる。照明業界以外の一般の方も数多く参加していた。


図159~162リーテム東京工場(照明デザイン:近田玲子デザイン事務所)

図163、164 東京ゲートブリッジ(照明デザイン:石井幹子デザイン事務所)


図165~168 東京駅(照明デザイン:ライティングプランナーズアソシエーツ)


図169~172 東京スカイツリー(照明デザイン:シリウスライティングオフィス)


IALD JAPAN主催 Enlighten Asia in Japan 2013の紹介
ライティング・フェアの会期中、ビッグサイトではIALD JAPANが主催する「Enlighten Asia in Japan 2013」も開催されていました。Asian Sense of Light(アジア感覚の光)をメインテーマにセミナー等を中心とした様々なイベントが行われました。実施されたイベントの詳細は IALD JAPANのホームページをご覧ください。

図173、174  Enlighten Asia in Japan 2013のセミナーの様子
若手照明デザイナーと若手建築家・インテリアデザイナーによるトークセッション。セミナーはその他にも多数実施され、多くの照明デザイナーがスピーカーとして参加した。


図175~177 フェアウェルパーティーの様子
日本科学未来館を会場に海外からのゲストや、協賛メーカーを招きEnlighten Asia in Japan 2013のフィナーレを飾るフェアウェルパーティーが盛大に行われた。パーティーを盛り上げるため照明デザイナー自身がバンドとして出演するなど様々な催しがさらに会場を盛り上げた。

筆者自身もIALD JAPANに所属しており、今回のライティング・フェア2013は例年に比べ特に思い入れの強いイベントになりました。ライティング・フェアとIALD JAPANのコラボレーション企画、IALD JAPAN主催のEnlighten Asia in Japan 2013共に素晴らしい盛り上がりを見せ、異業種・照明業界の方々との交流、照明デザイナー同士の交流の場、そして照明デザインの啓蒙活動の場になったのではないかと思います。その盛り上がりがライティング・フェアや照明業界全体の盛り上がりにも繋がっていくことを願うばかりです。

光のデザインレポート
執筆者:岡本 賢

岡本 賢(おかもと けん) 
照明デザイナー/Ripple design(リップルデザイン)代表

1977年愛媛県生まれ。2002年株式会社ライティング プランナーズ アソシエーツに入社し、幅広い分野のプロジェクトに参加し建築照明デザインを学ぶ。2007年独立し、Ripple designを設立。現在も様々な空間の照明計画を行っている。
URL http://ripple-design.jp

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