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パナソニック、照明「リンクスタイルLED」――スマホで15台色調整(解剖ニューフェース)

[ 2017年2月15日 / 日経産業新聞 ]

 スマートフォン(スマホ)や専用リモコンで同時に15台までの明るさや色味を調整できる発光ダイオード(LED)照明。天井設置型や床置き型など、それぞれが近距離無線通信のブルートゥース機能を搭載し、スマホなどで一括して操作し、部屋の雰囲気を手軽に変えられる。

 天井に付ける「シーリングライト」は直射タイプに加え、デザイン性の高いパネルタイプがある。球状型の「フロアライト」、長方形の棒状の「ラインライト」も用意した。部屋の隅からや、テレビやソファの後ろからなどの間接光も楽しめる。

 利用者は手持ちのスマホに専用の無料アプリ「あかリモ」をダウンロードして使う。「勉強」「シアター」「だんらん」などの生活シーンや気分に合わせて、複数の照明をまとめて設定しワンタッチで変えられる。シーリングライトに付属のリモコンでもボタンごとにシーンを設定できる。

 ネットワークなどの配線工事は不要だ。半面、ブルートゥースの届く範囲内ということで、基本的には一つのまとまった空間ごとの操作になる。今後シリーズ内で照明のタイプを広げていく予定だ。

後付けで簡単に空間演出
〈家電メーカー〉
 誰でも簡単に空間演出できる点で評価が高い。スマホを持っていればスマホのアプリを使って操作ができる。付属の専用リモコンでもボタンごとにシーンが設定できて使えるのもいい。特に評価ができるのは、賃貸住宅や分譲マンションなどに住む人でも手軽に後付けで空間が演出できる点だ。配線工事が不要でもあり、生活提案という意味から優れる。フロアライト、ラインライトをも品ぞろえし、コンセントを差し込むだけでまとめて調光できるのは使い勝手が良い。

生活シーンごとに設定
〈大学教授・商品経済学〉
 スマホのアプリで個別の照明の調光、調色ができる製品はあったが、部屋全体でシーンに合わせて一括コントロールできるのは新しい提案だ。リモコンや調光器で個々に操作するのではなく、まとめてできるのは便利。設置が簡単なのも良い。単に明るさを求めるのではなく、照明の演出を楽しむ生活や文化を促進する点から評価できる。部屋の雰囲気作りの幅も広がった。対応する機種がまだ限られる点がやや不満だが、今後標準的な仕様となって商品の種類が広がればヒットしそうだ。

「明かりを楽しむ」文化へ
〈家電量販店関係者〉
 ただつけて消すというだけの照明文化から「明かりを楽しむ」文化へ変わっていくのは良いことだ。他社も既にLED照明の新たな展開を始めている。光色が人の心理へ与える影響は大きく、照明器具の役割は再評価されてもよい時期だろう。今回のシリーズはスマホや専用リモコンで複数の照明をまとめて操作できる。フロアライトやラインライトをもコンセントに差し込むだけで、一括でコントロールできるというのは良く、早期に販売が軌道に乗りそうだ。

▼「解剖 ニューフェース」では注目の新製品を選び、1品目について同業他社や、大学教授や評論家などの専門家、卸・小売店の担当者ら流通関係者合計3〜5人に評価を依頼。コンセプト、新規性、技術革新度、生活提案性、性能・品質、デザイン、環境・健康への配慮度、価格メリット、使い勝手、広告宣伝力、販売チャネルの多寡、ブランド力の12項目を、ベンチマーク製品(競合製品)と比較して採点しています。点数は「非常に優れる」を6点、「同等」を3点、「非常に劣る」を0点として単純平均を算出し、本欄では6項目を選んでグラフ化しました。独自性が高い商品は絶対評価で採点しています。一部の詳細な評価は日本経済新聞電子版「新製品 プロが解剖」でも読むことができます(有料会員のみ全文閲覧可能)。

【表】商品データ
■発 売 日 2月17日
■実売価格  1万5000円〜5万4000円前後(見込み)
■明 る さ シーリング4299〜5499ルーメン、フロア470ルーメン、ライン860ルーメン
■サ イ ズ シーリング直径62〜67×高さ9.9〜14.1センチメートル、
       フロア直径20×高さ19.6センチメートル、
       ライン幅4.4×高さ6.8×長さ62.8センチメートル

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