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秋の夜長の照明選び――デスクスタンドで光の演出(暮らしのワンポイント)

[ 2017年10月2日 / 日本経済新聞 夕刊 ]

 秋の夜長には家でゆっくりと、読書やお酒を楽しみたくなる。部屋の照明を工夫して、リラックスした雰囲気を演出できないだろうか。

 部屋の照明は、天井のシーリングライトが1つだけという例も多い。白く明るい光で部屋全体を照らし、仕事、家事と多目的に使えるが、明るい光は覚醒効果があるのでくつろぎモードには適さない。「思い切ってシーリングライトを消し、部分的な照明だけにしてみては」と、照明器具メーカー、ヤマギワの塚田俊平さんは助言する。

 部分的な照明は目的によって選ぼう。このとき考慮したいのが光の色。真夏の太陽は青白く、秋の夕日は赤いのと同様に、照明にも色(色温度)があり、「ケルビン(K)」という単位で表される。例えば、ろうそくの光は約2000K、電球色は約3000K。さらに温白色は約3500K、白色は約4500Kだ。色温度が上がるに従い、オレンジから青っぽい白になる。「気持ちが落ち着くのは赤みを帯びた3000Kくらいの照明器具。白熱電球や電球型発光ダイオード(LED)を使ったデスクスタンドやフロアライトがお薦め」(塚田さん)

 読書に使う場合は、デスクスタンドが最適だ。シェードが付いていて目的の場所だけに光が当たるので、本に集中できる。お酒を楽しむならクリア電球のテーブルランプがお薦め。キラキラ輝く光が手元を照らし、カットグラスや金属の酒器にきらりと映り込む。オリーブオイルをかけた料理なども映える。「バーのような非日常空間を演出できる」(塚田さん)

 手元の明かりに加え、部屋の隅にフロアライトを置くのもいい。電球をすっぽり包み込むタイプの照明を置けば、ふわっとした光が拡散して、部屋全体が光に満たされる。好みで透かしの入ったシェードにしてもいい。デスクスタンドを間接照明として使う手もある。首を振って壁や天井を照らすだけで雰囲気が変わる。観葉植物に当てれば、その影を楽しむこともできる。「これから買うならデスクスタンドがお薦め。デザインのいいものが1つあれば、いろいろな場面で使えて便利」と塚田さんは話す。(ライター 奈良 貴子)

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