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MTES、電気・ガス、無線で一括制御、センサー無駄検知、光熱費最大5%減。

[ 2017年10月6日 / 日経産業新聞 ]

 省エネ機器などを手がけるMTES(東京・中央、原田隆朗社長)は商業施設やオフィスビルの光熱費を最大で5%程度削減できるシステムを開発した。空調・照明機器などに組み込んだセンサーで室内の明るさや温・湿度を測り、機器の無駄な運転を減らす。初年度に100件の採用を見込んでいる。

 電力を使う照明機器だけ、またはガスを使う空調機器だけを制御できるシステムは普及しているが、両方を制御できるシステムは珍しい。

 MTESは「LPWA(ローパワーワイドエリア)」と呼ばれる無線通信の技術を採用、ビル内のすべての空調・照明機器を無線で接続して一括制御を可能にした。大がかりな工事が不要なので既存のビルでも導入しやすい。非常用電源も備わっており、災害時でも3日間程度はシステムを運転できるという。

 空調・照明機器には、温度や湿度、人感、照度を測るセンサーが組み込まれている。太陽光が差し込んでいる部屋では、照度センサーが明るさを察知する。その情報は無線通信を通じてシステムをつかさどるコンピューターに届き、コンピューターは照明の輝度を落とすように指示を出す。

 機器に搭載された人感センサーは部屋の中に人がいるのかどうかを測定する。人がいないとシステムが判断すると、空調・照明機器が自動的にオフになったり、省電力モードに切り替わったりする。

 これまで人がこまめに調整していた手間を省けるほか、切り忘れなどによるエネルギー消費の無駄を防げる。

 千葉県内にある商業施設がこのシステムを12月から導入する。空調・照明機器あわせて約140の機器を一括管理する。システム導入にかかる費用は、総床面積が2万平方メートルのビル場合で500万円前後。年間300万円近い光熱費の削減が期待できるため、2年足らずで回収できる計算になる。

 MTESは2015年3月の設立で17年3月期の売上高は約7億円。主力製品は発光ダイオード(LED)照明の制御システムなど。今年1月に「MTエネルギー&ソリューションズ」から今の社名に変えた。(指宿伸一郎)

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