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「次の100年はデザイン」、パナソニック、六本木で展示会。

[ 2017年11月2日 / 日経産業新聞 ]

 パナソニックは1日、東京・六本木で「デザイン展」を開いた。対外的にデザインが評価された過去の自社製品や、未来を感じさせるコンセプトモデルの照明などを展示。同社は2018年3月に創業100周年を迎える。同日、記者会見した同社デザイン戦略室の中野二三康室長は「家電で培ってきたデザインのDNAを住空間や車載に広げる。これが次の100年の使命だと思う」と語った。

 六本木のミッドタウンの中庭で5日まで開く展示会は黒いコンテナ内に未来のモデルを並べた。グラスファイバーにレーザーの光を通した照明は斬新で、1日の太陽の光をイメージして白やオレンジなどに色が変わっていた。

 京都の伝統工芸とタイアップした製品も複数あり、編んだ竹とアクリルを使い、発光ダイオード(LED)の光源が直接目に入らない照明なども展示している。机の上に敷いた薄い布きれの上で料理を温めるといった、まだ技術的に確立できていないアイデアも紹介。プロジェクターとカメラを使い、床に置いたモノにまつわる家族の思い出を写真や音で自動で表示する展示もあった。

 パナソニックの創業者、松下幸之助氏は初の訪米から帰国した1951年に「これからはデザインの時代」と宣言。当時の国内メーカーとしては初めて、企業内にデザイン戦略の部署「製品意匠課」を設けたという。とはいえ「社内でデザイナーの市民権は低かった」とある幹部は話す。

 中野氏は「デザインの素晴らしい会社と比べ、パナソニックは世の中の人からそこまで特化しているとは思われていない」と話す。「他社と違い大きな領域をデザインしている。それを逆に強みにしていかないといけない」としている。

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