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豪雪地でレモン栽培、山形大、廃校で排熱利用。

[ 2018年1月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 【山形】山形大学は豪雪地帯の廃校でレモンなど南国系果実の試験栽培を始める。サクランボ、ラ・フランス、ブドウと果実王国を誇る山形県だが、寒冷地のためかんきつ系はほとんどない。製材所が廃校に設けた木質バイオマス利用施設の排熱を使って南国系果実を栽培し、品薄の時期などに高値出荷をめざす。

 栽培するのはレモン、ライム、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、パパイア、バナナなどかんきつ類を含めた11種類32本。村松真准教授が豪雪・過疎地域の活性化のため、高齢者が収入を得られる場をつくるプロジェクトの一環。

 1年目は大葉(シソの葉)を試験栽培して生育状況を調べ、最適な植え方などを確認した。高齢者でもできる軽作業の作物で、冬場は需要に供給が追いついていない。大葉栽培は実用化段階に入り、少量ながらスーパーへの市販を始める。

 かんきつ類の試験栽培に加え、発光ダイオード(LED)と有機ELのライトで、大葉の生育を比較する試験も始める。直進性の高いLEDと面発光で広がる有機ELの光の特性が光合成にどう影響するのか確かめる。

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