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名画、スマホで音声解説、北信テレネックス、美術館など向け。

[ 2018年2月16日 / 日経産業新聞 ]

 【金沢】電気通信工事業の北信テレネックス(金沢市)は、美術館や工場などの音声ガイドにスマートフォン(スマホ)を利用するシステムを発売した。館内照明に使う発光ダイオード(LED)の光でスマホに信号を送るため、Wi―Fiがいらない。美術館などは音声ガイド機器の導入や管理のコストを省ける。

 「Lpis(エルピス)」は来館者が自分のスマホに館内専用アプリを取りこみ、スマホを持って作品の前に立つと、作品ごとの説明が画面に表示されて音声も流れる。音声はイヤホンで聞く。館内のLED照明に専用基板を組みこみ、人間が感じないレベルで光を明滅させる。明滅の仕方で信号を発信。スマホのインカメラ(表示画面側のカメラ)が受けとって信号に対応するコンテンツを再生する。

 照明ごとに光が届く範囲を調整できるため、20〜30センチメートル間隔で作品が並んでいても、作品の前に立てば正確に説明を受けられる。来館者が多くいても、スマホに当たる光が遮られない限り支障はない。鍾乳洞や機密性の高い工場のような通信環境に制限がある場所でも、照明の設置だけで対応できる。基板を含めたLED照明1台の価格は施工費込みで約10万円。基板だけで済む場合は1台につき同6000円程度かかる。

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