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山形大・会津大が連携、教育・研究で協力。

[ 2018年3月15日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 ハードとソフト融合で、新産業、近未来の社会づくり――。山形大学と会津大学は14日、教育・研究で連携協力する協定を結んだ。有機ELなど有機エレクトロニクス分野で一大研究拠点となっている国立の山形大と、IT系ベンチャーを輩出するなど情報系で強みをもつ公立の会津大が連合を組み、世界をリードする研究を目指す。

 協定は、山形大工学部のある米沢市内で締結した。両大学が協力して、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」、人工知能(AI)などの新たな技術を産業や生活に取り入れる近未来の快適社会実現をめざす。

 具体的には、山形大開発の薄いフィルムに電子回路を印刷した各種センサーから得られる生体などのデータを、会津大の情報処理技術で高速で解析することなどを目指す。大学院教育での連携や産学交流などでの協力も進める。

 会津大は、大学発ベンチャーが28社(2015年度、経済産業省調査)を数えるほか、学生起業の割合が高い特徴がある。米シリコンバレーにも拠点をもつなど国際化も進んでおり、山形大の国際化も進めたい考えだ。

 米沢・会津は山形・福島県境をはさんで地理的に近いだけでなく、歴史的にも関わりの深い地域。これまでも交流はあったが、山形大から協力関係強化を申し入れた。

 今年は明治維新150年、東北にとっては戊辰戦争150年とあって、「ドイツが『インダストリー4・0』で先行するなら日本は会津・米沢連合で『ソサエティー5・0』を実現し世界で巻き返す」と関係者は意気込んでいる。

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