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ワコール新京都ビル――曲線美、LEDで幻想的に(探建再発見)

[ 2018年3月26日 / 日本経済新聞 大阪夕刊 ]

 JR京都駅の八条口から徒歩5分。日が暮れる夕方6時になると、ぼんやりと幻想的な光を放ち始めるのが「ワコール新京都ビル」だ。ワコールホールディングスの関西での販売拠点を集約し、2016年8月に完成した。

 設計・施工は飛島建設が手がけた。ビルはほぼ真四角の形状で、駅から延びる八条通に面した角は丸みを帯びる。光の正体は窓枠の底部にあるLED(発光ダイオード)照明。夜間は自動で白いスクリーンが下りて二十四節気にあわせて様々な色が映し出されるしくみだ。

 「女性の美を提案する企業として上品さや躍動感、製品になる繊維を曲線で表現したかった」とワコール西日本人事総務部の加茂條二課長代理は話す。女性社員のプロジェクトチームで参加した飛島建設がコンペを勝ち抜いた。

 飛島建設建築統括部の工藤恵美子課長ら施工チームがこだわったのは曲線的なデザインを出す窓枠のフィンだ。「外から見たバランスに配慮しつつ、照明は専門のデザイナーと話し合いながら『絹のゆらぎ』を意識した」(工藤課長)。コワーキングスペースやカフェなど機能面でも柔軟性を打ち出している。

 京都駅に発着する新幹線からも見えるスポット。旅行客の関心も集まる。(大阪経済部 川崎なつ美)

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