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映写機不要、LED新技術、サムスン、映画館向けに――有機ELに対抗。

[ 2018年5月16日 / 日経産業新聞 ]

 サムスン電子がマイクロ発光ダイオード(LED)と呼ぶ新型パネルを搭載した次世代テレビの発売を計画するのは、テレビ市場で存在感を増している有機ELに対抗する狙いだ。同社は過去に有機ELテレビを発売したが、現在は中断。テレビ向けの大型パネルでは有機ELの将来性に見切りをつけた経緯がある。新たな技術をアピールして首位固めを急ぐ。

 カラーフィルターを使って色を出す市販の液晶テレビや有機ELテレビに対し、マイクロLEDは光の三原色を出す3つのLEDを1つのモジュールとして活用する。自ら発色するためカラーフィルターが不要になる半面、LEDの小型化や発光性能のバラツキを抑えるのが難しいとされる。

 英調査会社のユーロモニターによると、有機ELテレビの世界市場は2017年に約133万台と15年比で5倍近くに拡大した。ただ、テレビ市場全体に占める比率はまだ0・5%にすぎず、液晶に代わる主役になれるかどうかは未知数だ。

 サムスンは当面、100型以下は液晶、100型超はマイクロLEDに注力する戦略で、競合他社との違いを打ち出す。

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