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スマホ家電操作参入、中部電、関連サービス拡充。

[ 2018年5月30日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]

 中部電力が家庭向けの周辺サービスを拡充している。29日、スマートフォン(スマホ)を使ってエアコンや照明などの家電を操作するサービスを7月から始めると発表した。インターネット接続機能がない従来型の家電に対応するのが特徴で、電気販売の価格競争が激化するなか、顧客の流出に歯止めをかける狙い。

 サービス名は「ここリモ」。スマホアプリを使って睡眠時の空調温度を時間単位で決めたり、起床時刻に合わせて照明やテレビを自動で付けたりできる。外出時にエアコンをオフにした場合と、オンにしたままの電気料金も比較できる。

 こぶし大の赤外線リモコンがスマホの電波を赤外線に置き換えて家電を操作する。米アマゾンのスマートスピーカーなどにも対応する。中部電のショッピングサイトで販売する赤外線リモコン(4980円、税込み)が必要。利用料などはかからない。中部電は14日からスマホを使った子供の見守りサービスを始めるなど、本業以外のサービス拡充を急いでいる。「顧客との接点を増やす」(販売カンパニー事業戦略室)ことで、顧客の囲い込みにつなげたい考えだ。

 電気は自由化による価格競争の激化で他社への乗り換えが止まらない。関西電力は原子力発電所の再稼働による収益改善を原資に電気料金の値下げを決めた。

 29日に記者会見した中部電の勝野哲社長は「関西電力に限らず、電気の競争環境は厳しい」と述べた。

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