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便利――海外用プリペイドカード、渡航事情に合わせて選ぶ(金融アイテムレビュー)

[ 2014年12月13日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 年末年始、海外へ行く予定がある人なら知っておきたいのが海外用プリペイドカードだ。事前に入金した金額の範囲内で海外での現金引き出しや買い物の支払いに使える。現在、主なカードは5種類あり、すべて200以上の国・地域で利用可能。外貨への交換法などで違いがあり、自分の渡航事情に合ったカードを選びたい。

 最大の利点は「使い過ぎを防げること」(インターネットで各種カード情報を紹介する消費生活評論家の岩田昭男さん)。使用限度は原則、事前入金した額だけ。過剰な買い物を避ける効果に加え、海外留学する子どもに持たせれば親が支出管理を簡単にできる。紛失時の損失も入金額以上に膨らまない。万一カード会社が破綻しても入金額は資金決済法に基づき全額保全される。

 最近はプリペイドカードの多様化が進んでいる。例えば、9月に発行が始まった「マネパカード」は常時変動する市場実勢に近いレートで円を外貨に交換でき、為替コストも1ドル当たり約80銭と低い。市場動向に詳しく、自分が好きな時にレートを固定したい人に向いている。入金後カードを利用可能にするための操作は他カードよりやや複雑で、使い慣れるまでには少し時間がかかりそうだ。

 出発まで時間がない人なら「マルチカレンシーキャッシュパスポート」や「NEO MONEY」が適している。他カードはネットで申し込んだ後、到着まで通常1週間前後かかるが、両カードは所定の店舗に本人確認書類などを持って行けば即日発行も可能だ。一方、留学する子どもに持たせるなら「MoneyT Global」など親による代理入金が簡単にできるカードが使いやすい。

 利点は多いプリペイドカードだが、これだけに頼るのは危険だ。岩田さんは「海外ではクレジットカードが証明書代わりになる場合も多い。主にプリペイドカードを使いつつ、『保険』としてクレジットカードも持つなど2つを上手に併用したい」と助言している。

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