日時
2023年10月20日(金)
13:00~15:25
会場
本カンファレンスは
オンライン上でのライブ開催です。
国内の建設市場は自動車産業に次ぐ巨大なマーケットといわれ、住宅やビル、施設、インフラ整備など人々の生活に直結した重要な分野の一つです。
社会のデジタル化に伴って経済活動も急速に変化する中、この市場でも多くの課題が山積しております。担い手不足や他産業と比べて低い生産性、熟練の技術者や技能者の定年退職に伴う技術伝承など、さまざまな問題が考えられます。また、2024年4月に改正労働基準法の5年間の猶予期間が終了し、時間外労働の上限違反は罰則付きの規定となります。
そこで注目されているのが、IT技術を活用してこれらの課題解決を目指す“建設DX”です。現場の様子を遠隔地から確認できるクラウドカメラや、多岐にわたる業務を一元的に管理できる施工管理システムの導入が目立ってきました。このように建築業界が抱える課題を解決する手段として、建設DXは今後ますます高まっていくのは想像に難くありません。本カンファレンスでは、具体的な事例を交えて最新動向をご紹介するとともに、建設DXの本質について情報発信いたします。
内容は変更になる場合がございます。
13:00~13:25
基調講演
竹中工務店における業務効率向上とデジタル変革「Building4.0™」の取組み
竹中工務店では、改正労働基準法への対応も見据えた業務効率向上と、「建設デジタルプラットフォーム」の構築によるデジタル変革「Building4.0™」の実現に向けた取組みを両輪で進めている。本講演では、竹中工務店におけるデジタル活用の事例や今後の展望について紹介する。
13:30~13:55
講演1
建設業界の競争力強化としてのDX戦略
建設業界で進みつつあるロボット技術の導入、施工管理最適化といった取り組みを俯瞰しつつ、個々の企業及び、建設業界全体の競争力強化においてどのようなDX戦略を立て、何を目指すかについて業界特性や課題を踏まえた上で現実的な処方箋をお話します。
14:00~14:25
講演2
3次元データを活用した出来形・出来高管理の省力化と、維持・修繕への応用
今年4月にリリースし、既に数十社以上がご利用中の最先端配筋検査ツール「Modely」(NETIS登録済)と、9月末のリリース直後から大きな反響のあったはつり深さ・体積自動算出ツール「Hatsuly」をご紹介します。どちらも、当社の自動モデリング技術を応用し、将来的なインフラ構造物の維持・修繕への活用も視野に入れた大注目のツールです。
14:30~14:55
講演3
建設ICTツールで実現する現場DX改革と業務効率化
近年、大規模建築現場での活用が広がるANDPAD。現場に関わる全ての情報を集約し、業務効率化を実現するとともにコミュニケーションの変革の一助となっております。本セッションでは事例とともに大規模建築現場でのANDPADの活用についてご紹介いたします。
15:00~15:25
特別講演
清水建設の新イノベーション拠点 「温故創新の森 NOVARE」で魅せる、
デジタルツインへの挑戦
DX銘柄に3年連続選定された清水建設は、2023年9月にイノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」をオープンした。本講演では、NOVAREの施設概要紹介および、デジタルツインなどのDX事例を紹介する。
日時 | 2023年10月20日(金)13:00~15:25(視聴用サイトオープン12:45) ※本カンファレンスはオンライン上でのライブ開催です。 |
受講料 | 無料 |
主催 | 日本経済新聞社 |
協賛 | アーサー・ディ・リトル・ジャパン、DataLabs、アンドパッド |
締め切り | 2023年10月20日(金)13:00まで |
お問い合わせ | プレミアム・カンファレンス・シリーズ事務局 TEL:03-6812-8691(受付時間/平日9:30~17:30 土・日・祝日を除く) お問い合わせフォーム |
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岩下 敬三氏
1986年大学院修了後、株式会社竹中工務店に入社。技術研究所で耐震構造分野を中心に数値解析技術の研究開発・適用に従事。
2003年から企画室にて全社経営企画業務を担当。
2013年技術本部技術企画部長就任.
2017年グループICT推進室長就任、情報部門の風土改革、事業のデジタル変革を推進。
2022年執行役員デジタル室長就任。
南津 和広氏
製造業、建設・住宅、物流・モビリティなどの領域における全社戦略・事業戦略策定、新規事業創出の支援を担当。特に近年は、マクロトレンドを踏まえたビジョン策定、組織・ガバナンス改革、ビジネスモデル転換、政策連携など、業界再編や産業の変革も見据えた支援に注力している。ADL参画以前は国土交通省で住宅政策・都市政策の立案・法制化を担当。その後国内戦略コンサルティングファームで新規事業創出・全社改革の支援を多数実施。
川北 実穂氏
神戸大学農学研究科修了
新卒でプラントメンテナンス会社に入社し、点群データを活用した設計業務の効率化等に携わる。
その後、コンサルファームや大手ITベンダーでも、建設業界向けの新規事業開発やソリューション営業を経験。
現在は、DataLabs株式会社の営業責任者として従事。
長濱 純人氏
工学修士。前職では不動産管理会社にて物件管理を担当。2018年よりANDPADに入社し、現在はマーケティング部マネージャーとして従事。100社以上の工事会社様のICT化支援を行い、現在は住宅分野だけでなく商業建築や専門工事を手がける工事会社への認知拡大に取り組む。
及川 洋光氏
航空業界に入社し、空港システム開発のSEを経験。 その後、ICTベンダーに入社。製造業向けソリューションのプロマネおよびコンサルに従事し、50社以上のプロジェクトを担当。またエバンジェリストとして、年間約180回の講演活動を実施。2021年に清水建設に入社。DX推進のリーダーとして各種プロジェクトを推進中。