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2019年3月6日 会場レポート

流通・小売・飲食業界向けにキャッシュレスなどの決済システム、無人店舗システム、マーケティング関連、物流システムなど経営やビジネスを支える最新の IT 機器・システムを紹介する国内最大級の流通情報システム総合展。流通業界の人手不足が大きな課題となる中、ロボットや AI・IoT を活用した未来の店舗が体験できる展示ブースが集まった。
実際に展示会場を巡ったレポーターが、製品を体験したり、説明を聞いたりしたブースを紹介する。

【NEC グループ】

NEC グループ01

顔認証をさまざまなシーンで活用したソリューションを多数展示する NEC グループブース。

NEC グループ02    NEC グループ03

FastTravel コーナーでは、顔認証や事前のスマホによる個人情報登録により、空港でのスムーズな入国を可能にするシステムがデモ体験できる

NEC グループ04    NEC グループ05

無人店舗のデジタルストアコーナーも興味深い。映像分析ソリューションを活用した店舗内での行動導線の解析により、手に取ったアイテム、棚に戻したアイテムを識別。マーケティング活動への活用が期待される。また、顔認証レジで決済を完了でき、すべてのショッピングをスムーズに。

NEC グループ06

無人店舗への併設をイメージした無人宅配ボックスも展示。スマホを使って、自分の荷物がどれかを確認できるようになっている。他人の荷物を持って退出できない仕組みになっており、間違えて持っていかれる心配はない。

【都築電気/慶應義塾大学 SFC 研究所 ファブ地球社会コンソーシアム】

都築電気/慶應義塾大学 SFC 研究所 ファブ地球社会コンソーシアム01

都築電気と慶應義塾大学SFC 研究所 ファブ地球社会コンソーシアムは、「顔識別技術を利用した個体識別管理」の実証実験を展示する。

都築電気/慶應義塾大学 SFC 研究所 ファブ地球社会コンソーシアム02

都築電気の顔・音声認証を活用した個体識別システムと、慶應義塾大学の物品管理システムを組み合わせたものだ。今回は企業の出退勤などで活用される IC カードの貸出・返却をデモで体験できるようになっている。

都築電気/慶應義塾大学 SFC 研究所 ファブ地球社会コンソーシアム03    都築電気/慶應義塾大学 SFC 研究所 ファブ地球社会コンソーシアム04

IC カードはコンピュータで制御された「引き出し」に格納される。引き出しの中身は全てコンピュータが把握しているとのこと。そのためどこに入れても取り出したいときには、そのものだけを出してくれるらしい。引き出しの中をあさる手間がなくなるし、薬局などで活用すれば薬の取り間違いなどもなくなりそうだ。

【日本マイクロソフト】

日本マイクロソフト01

日本マイクロソフトの「Smart Store」はローソン、TRIAL、Kroger とコラボレーションした次世代店舗モデル。ブースでは、買い物を疑似体験することができる。

日本マイクロソフト02

カゴに埋め込まれたタグを天井のセンサーで検知し、導線を極めて正確に把握するなど、最先端のシステムが導入されている。

日本マイクロソフト03

米国で開催された流通専門展示会「NRF 2019」で発表された大手スーパーマーケット Kroger のデジタルシェルフは日本初公開。商品下の情報パネルを、デザイン含め一元管理できる。

日本マイクロソフト04    日本マイクロソフト05

液晶パネルを使い、買い物内容に応じたサービスの提案など、さまざまな顧客コミュニケーションが可能だ。

日本マイクロソフト06    日本マイクロソフト07

オフィスなどで、店員がいなくても商品を販売できる「Smart Box」も展示されている。GitHub 経由でソースコードが公開されており、これを用いてすぐにでも開発が始められることがアナウンスされた。

【日立グループ】

日立グループ01

「リテールから始まる持続可能な豊かな社会」をテーマに数多くのソリューションを展示する日立グループ。

日立グループ02    日立グループ03

「ユビペイ」は、指静脈認証を利用したキャッシュレス決済システム。2019 年 5 月から 7 月にかけて中国・四国地方のスーパーマーケットで実証実験が行われる予定だ。指静脈認証によるユーザー登録・本人認証により、カードや QR コードを必要としないスムーズなショッピング体験を実現する。

日立グループ04

無人店舗のデモコーナーでは、顔と手の平による認証でのチェックインも体験可能。

日立グループ05    日立グループ06

天井に設置されたカメラで消費者の導線を解析するシステムや、商品棚に設置する超小型の「レンズレスカメラ」など、店内における消費者の動向を把握できるソリューションを提案している。

【ジョリーグッド】

ジョリーグッド01

VR を利用した人材育成ソリューションを展開するジョリーグッドでは、育成コンテンツを実際に体験できる。

ジョリーグッド02    ジョリーグッド03

例えば多店舗ビジネス向けの「GuruVR Retailer」は、企業のマネジメントコストを大幅に削減する VR 教育システム。例えば「タレは肉ではなく、鉄板にかける」といった業務のポイントを実際の現場のワークフローを体感しながら学ぶことが可能となっている。特に、実店舗では再現することが難しい災害や犯罪発生時のオペレーションなどを体感できるメリットは大きい。

ジョリーグッド04    ジョリーグッド05

飲食店やコールセンターのほか、製鉄所など様々な業種の職場を体験できる点も魅力。これも VR が可能にしたことだ。テレビ制作を経験したスタッフが手がけるという VR コンテンツのクオリティも高い。

(※会場レポートをpdfでご覧になる場合はこちら

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