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単身・シニア照準、「大阪王将」ローソンと宅配店、まずお台場、10店計画。

[ 2015年12月13日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 中華料理店「大阪王将」を展開するイートアンドが単身者やシニア層の取り込みを本格化する。ローソンと組み、17日に都内に開業する新店舗では中華料理とコンビニエンスストアの商品を一緒に自宅に届ける。コンビニとの一体型店舗は初めてで、宅配は日用品なども取り扱う。消費者にとって便利な宅配を通じて、コンビニをよく利用する層をつかむ。

 17日に一体型店「ローソン お台場海浜公園前店」(東京・港)を開く。通常のローソン店舗に大阪王将の宅配併設店を組み合わせ、食事宅配だけでなくローソンの扱う日用品や食品約200品目も届ける。来年2月には相模原市のロードサイドに同様の店を開業し、10店程度出す計画だ。

 コンビニをよく利用する単身者やシニア層などに、宅配の利便性を高めることで大阪王将のブランドを広げる狙いがある。ローソンの商品は主に食事宅配のピーク帯以外の時間に配達する。範囲は半径約2キロメートル以内で注文から2時間程度で届ける。

 王将のメニューは宅配ポータルサイト「出前館」を通じて届ける。メニューはチャーハンやギョーザ、麺類を中心に40種類を用意し、総額1500円以上から受け付ける。

 ローソンのデザートや飲み物など食事関連商品を出前館から王将の食事と同時に注文できる。店内のイートインスペースで大阪王将の出来たて総菜や料理なども食べられるようにする。

 単身世帯やシニア層向けの食事宅配の需要は拡大している。イートアンドは2013年10月から食事宅配事業に参入し、現在は国内41店で宅配を手がける。コンビニとの一体型店では従来の大阪王将では取り込めなかった層を取り込む。

 コンビニ各社はドラッグストアとの融合店など業態の垣根を越えた集客策を相次ぎ打ち出している。女性やシニア層など客層が広がっていることから、他社との違いが出る連携相手を模索している。

 ローソンは一部店舗でできたて総菜を売るが、20〜40代の男性が主な顧客である大阪王将と組むことで新たな客層を呼び込む。ローソンのコンビニでも弁当や総菜などの質を高めていく。

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