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ラグビー販促、リオへトライ!、人気なお、用品各社手緩めず。

[ 2016年1月20日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ワールドカップ(W杯)で日本代表が3勝をあげた昨年からラグビー熱が衰えを見せない。今月行われた大学選手権は昨年から約1万5千人増の約8万3千人が観戦した。今年8月にはリオ五輪を控え、スポーツ関連企業などは商機を逃すまいと販促や売り込みに力を入れている。

 スポーツブランド「アンダーアーマー」を日本で展開するドーム(東京・江東)はラグビー日本代表の山田章仁選手と契約している。山田選手と所属するラグビートップリーグのパナソニックの選手は同ブランドのシューズやトレーニングウエアなどを使っている。

 同社は高校ラグビーチームにトレーニングウエアやシューズの売り込みを強化する。高校に出向いて、製品の説明や実際に使ってもらって販促する。

 ドームはオンライン上で7種類のユニホームの上着(税別1万3000円〜)とパンツ(同5千500円)を組み合わせ、ベースや襟のカラーを自分好みにカスタムできるサービスを展開している。同社によると、ユーザー数は増加しているという。

 ゴールドウイン傘下のカンタベリーオブニュージーランドジャパン(東京・新宿)は、昨年12月末にラグビー協会と契約更改して、2019年に日本で行われるW杯もサポートすると決まった。

 昨年10月にW杯で日本代表が3勝をあげた際は、全国約20店舗の直営店や取り扱いのスポーツ用品店約200店舗で数日でレプリカユニホーム(税別9800円)が完売した。10月末には追加で300枚をウェブで販売したが、数分間で売り切れたという。

 レプリカユニホームは昨年よりも数を増やして2月に売り出す。

 ゴールドウインは今回の契約から、新たにパフォーマンスウェア「C3fit」を日本代表に提供する。体を加圧して動きのぶれをなくすコンプレッションウエア(税別8千円〜)や一般医療機器認定を受けた血行促進効果のあるロングタイツ(同9500円〜)などで、一般向けの販促も強化する。

 リオ五輪に出場する7人制ラグビーの女子日本代表「サクラセブンズ」もサポートしている。レプリカユニホーム(税別5200円)やTシャツ(同4500円)、パーカー(税別8800円)など約10アイテムを販売。売れ行きは好調といい、春夏用の練習着やサクラセブンズのレプリカユニホームも販売する予定だ。

 ゴールドウインのコーポレートコミュニケーション室の坪井修さんは「リオ五輪もありまだまだ商機はある。売れ行きに期待したい」と話す。

 ラグビー熱を見込んでいるのはスポーツ用品メーカーだけではない。三越伊勢丹ホールディングスは1月1日から、日本代表を指揮した前ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんを広告に起用している。

 「世界で戦うジョーンスさんの姿勢に社として共感した」という。三越銀座店などの外壁に巨大な懸垂幕を設置した。ホームページ上で「目標を達成するために信念をもって頑張ってほしい」とメッセージを送っているジョーンズさんのインタビューを掲載。店舗内にもポスターを掲示している。

 日本中を巻き込んだラグビー熱はまだまだ冷めそうにない。関連企業はリオ五輪でさらに機運が高まると期待している。(宇都宮想)

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