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日経の紙面から

アダストリア、中国攻勢、売上高5倍の100億円に、年内EC、主力ブランド出店。

[ 2016年1月20日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 カジュアル衣料大手のアダストリアは、中国事業の売上高を5年以内に5倍となる100億円に増やす。年内にインターネット通販を始め、同社最大のブランド「グローバルワーク」でも実店舗を出店する。中国は景気減速感があるものの中間層向けの消費市場は堅調。本格展開で日本に次ぐ事業に育てる。

 アダストリアは中国で現在、複数ブランドの製品を扱う業態「コレクトポイント」と、20〜30代向けの「ローリーズファーム」を展開している。これまで収益改善を優先してきたが、売り上げ拡大に向けて事業領域を広げる。

 20〜30代の男女や子供向けなどを展開する主力のブランド、グローバルワークで早ければ2017年にも現地に出店する。商業施設などに出店し、顧客に合わせてサイズや色の展開拡大も検討する。

 中国進出に向け、国内で売り場面積が700平方メートルを超える大型店の運営を始めた。松下正最高執行責任者(COO)は「海外で展開するには強い個性を打ち出せる大型店が必要」としており、国内でノウハウ構築を目指す。

 電子商取引(EC)では中国ネット通販最大手アリババ集団の「天猫(Tモール)」などへの出店を検討しており、16年中にも販売を始める。中国は日本に比べ電子商取引(EC)化率が高く、販売を伸ばす余地も大きいとみている。

 中国の消費市場は堅調で、世界大手が軒並み出店を拡大している。日本勢でもファーストリテイリングが「ユニクロ」で年100店規模の出店を続ける。アダストリアは中国で約40店を運営しており、16年2月期は20億円の売上高を見込む。

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