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衣料通販サイト「ツケ払い」――最大2カ月延長、未成年、使いすぎご用心(クローズアップ)

[ 2017年8月12日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 最近、衣料品通販サイトが行っている「ツケ払い」が話題になっていると聞きました。どのような支払い方法で、利用する際にはどのような点に注意すればよいですか。

 スタートトゥデイが運営する衣料品通販サイト「ゾゾタウン」が2016年11月に始めた「ツケ払い」が話題になっている。商品を注文した日から最長2カ月後まで支払いを延長できるのが特徴だ。利用限度額は税込み5万4000円で、1回当たり324円の手数料がかかる。

 商品を注文する際に支払い方法の中からツケ払いを選び、商品到着後に郵送されてくる振込用紙付きはがきで指定のコンビニエンスストアや銀行で支払う。スタートトゥデイは「注文した商品が手元に届いてから支払いたいという顧客の要望に対応した」と話す。

 「後払い」自体はネット通販の支払い方法として前からあるが、請求書が届いてから1〜2週間内を支払期限とするのが一般的。最大2カ月延長できるというのは珍しい。

 ネット通販会社は後払い決済事業者を使うのが一般的で、例えばゾゾタウンはGMOペイメントサービスが提供する「GMO後払い」のシステムを使う。購入者が後払いを選択すると与信審査をし、審査にとおれば代金をネット通販会社に立て替え払いする。その後、購入者に請求書を発送して代金を回収する。

 後払い決済最大手のネットプロテクションズ(東京・中央)は約2万3000社にサービスを提供している。同社によると消費者の過去の購入履歴や支払い履歴などを与信管理の基準の一つにしているという。

 後払いの注意点は、手持ちに余裕がなくても買い物ができてしまう点だ。特に、ゾゾタウンは注文時に「保護者の同意が必要」との表示は出るが未成年でも利用できるので、収入がないのについ買いすぎてしまい、2カ月後に慌てるといった事態になりかねない。

 18歳未満の未成年は原則クレジットカードが作れないことも、後払いが選ばれる理由の一つだ。その場合、「大手カード会社の加盟店でも使え、預金残高以上は支払えないデビットカードや、入金した額だけ使えるプリペイドカードの利用も一案」と、カード情報サイトを運営するTIプランニング(東京・新宿)の池谷貴氏は助言する。

 ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏は「買い物するならお金をためてからが基本。特に、後払いのように将来の収入をあてにして買い物をすることは勧められない」と話す。

 ネット通販の決済手段はカード、銀行振り込み、代金引換以外にも多様化している。自分に合う方法を見つけ賢く使いこなしたい。

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