日経メッセ > リテールテックJAPAN > ニュース > ABCマート、女性向け店舗3倍超、駅ナカなど3年で100店、婦人靴や雑貨、独自商品前面に。

日経の紙面から

ABCマート、女性向け店舗3倍超、駅ナカなど3年で100店、婦人靴や雑貨、独自商品前面に。

[ 2017年8月10日 / 日経産業新聞 ]

 靴専門店大手のエービーシー・マート(ABCマート)は、女性向け店舗「シャルロット」の出店を加速する。消費者の節約意識やスニーカー人気で婦人靴市場は低迷するが、デザインと機能を両立させた独自商品を前面に出し幅広い世代にアピールする。駅ナカやショッピングセンター(SC)を中心として、3年後に3倍以上の100店舗に広げる。

 シャルロットは2014年に立ち上げた。現在は全国に30店弱を展開する。パンプスなどの婦人靴に加えてバッグやアクセサリーなど雑貨も扱うライフスタイル提案型店と位置づける。最近では「コンフォートシューズ」という履き心地を重視した婦人靴を中心に、独自商品を拡充している。

 例えば「ヌオーヴォ フィット」シリーズは、柔らかいインソールが足の形にまがってフィット感を増す。スニーカー感覚で履けるとして、20〜50代女性に好評という。価格も5900〜6900円と手ごろで、サンダルシリーズの新作も売り出した。

 今年3月から店舗名も「シャルロットbyABCマート」に変更し始めた。今後は駅ナカや駅の近くの路面店に加えて、すでにABCマートの店舗があるSCなどにも別途、新規出店していく計画だ。店舗面積は100〜165平方メートルを標準とする。

 消費者の根強い節約志向やスニーカー人気から、百貨店などでの中高級品の婦人靴の販売は低迷している。有名ブランドの店舗縮小なども続いているが、比較的手ごろな価格の商品をそろえるABCマートの販売は好調。シャルロットを含めた16年度の女性靴売上高は前年度を上回っている。

 野口実社長は「婦人靴の市場全体が悪い今こそ逆にチャンス」と強調する。店舗の知名度を高めるためCMなどの販促にも力を入れる。CMもデザインと機能性の両面を幅広い年代の女性に訴求する内容としており、シャルロットを中核店舗の一つに育てていきたい考えだ。(原欣宏)

ニュースの最新記事

PAGE TOP