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百貨店調査から(中)ネット通販どう伸ばす?――取り扱い拡大、半数が意識。

[ 2017年8月21日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 利便性や手軽さで消費者に浸透したインターネット通販の市場拡大が続いている。ネット専業大手に顧客を奪われてきた百貨店各社もその成長性に着目し、自社の通販サイトをてこ入れする動きが広がっている。

 2016年度の「百貨店調査」で今後、ネット通販の売り上げを伸ばすために必要な取り組みを聞いたところ、回答企業77社(複数回答)のうちの51%が「取り扱い商品数の拡大」を挙げた。次いで多かったのは「通販サイトのデザイン・使い勝手の向上」の34%だった。

 16年度のネット通販の売上高を尋ねると、最も多かったのは「5000万円未満」の22%。以下は「5000万円以上1億円未満」の10%、「1億円以上5億円未満」の8%が続いた。百貨店のネット通販は現状、需要そのものが減少傾向にある中元や歳暮などのギフトが中心。主力の衣料品販売では「ゾゾタウン」などネット専業事業者の後じんを拝している。

 ネット通販の売上高が「100億円以上」と答えた企業は2社あった。丸井グループの売上高は15年度を6・5%上回る208億9000万円だった。運営する通販サイト「マルイウェブチャネル」では1100のブランドをそろえ、衣料品や雑貨、アニメ関連グッズなどを販売している。サポート体制を手厚くした高島屋は1割増の125億円だった。

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