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しまむら、営業益9%減、3〜8月、天候不順響く、春夏物値引きで客単価減。

[ 2017年9月20日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 しまむらの2017年3〜8月期の連結営業利益は、前年同期比9%減の230億円程度になったようだ。6月時点では13%増の285億円と予想していた。天候不順で春夏商品の売れ行きが悪く、値引き販売を増やしたため減益になった。客足の増加を狙ってテレビCMを頻繁に流したが、販売促進の効果は限られた。

 3〜8月期(上期)の売上高(営業収入を含む)は微増の2850億円程度だったもよう。売り上げの約8割を占める「ファッションセンターしまむら」では、プリントTシャツ「スウェッターズ」が振るわなかった。春先の天気が悪かった影響で、既存店売上高が1・5%減少した。

 春夏商品の苦戦で、在庫処分に伴う値引きが増えた。目玉商品の一つである「素肌涼やかデニム&パンツ」の定価は2900円だが、一時は3割引きの2030円で販売した。全店ベースの客単価が2・1%低下し、来店客が2・2%増えた効果を帳消しにした。

 広告宣伝費などのコストもかさんだ。テレビCMの放映回数を4倍に増やしたが、気温低下が響いて販売促進につながらなかった。人手不足でパートやアルバイトの時給が上がり、人件費の増加も重荷となった。

 上期の業績悪化もあって、国内での新規出店を見直す。上期の出店数は23と前年同期の29より減った。18年2月期通期で85店を計画していたのを70店程度に抑制する。

 足元では回復の兆しが出ている。今期の既存店売上高は3〜6月まで4カ月連続で前年同月割れが続いていたが、7月は6・4%増、8月は2・4%増になった。肌触りが涼しい寝具が売れており、ニットやワイドパンツといった秋物商品の滑り出しも順調だ。

 それでも上期の不振分を取り戻すのは難しそうだ。6月時点で18年2月期通期の売上高を前期比8%増の6110億円、営業利益は16%増の567億円と見込んでいる。上期の営業利益は通期予想の4割程度にとどまった。前期はほぼ半分を半年で稼いでいた。

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