日経メッセ > リテールテックJAPAN > ニュース > 良品計画が営業最高益、3〜11月、5%増、衣料品の値下げ奏功、客単価の伸び率は鈍化。

日経の紙面から

良品計画が営業最高益、3〜11月、5%増、衣料品の値下げ奏功、客単価の伸び率は鈍化。

[ 2017年11月29日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画の2017年3〜11月期の連結営業利益は、310億円程度と前年同期比5%増えそうだ。この期としては最高益となる。国内で値下げを打ち出したニットやダウンジャケットなど衣料品がけん引する。値下げに伴う客単価の伸び率鈍化を客数の増加で吸収する。中国事業の成長も全体の収益を押し上げている。

 売上高にあたる営業収益は13%増の2800億円強になりそうだ。

 国内では特に衣料品の販売が好調だ。今春から本格的に値下げを始めた効果が大きい。秋冬商品では従来の3980円から2990円に価格を見直した「ウールシルク洗えるVネックセーター」が好調。肌触りの柔らかいセーター類のほか、軽量羽毛を使った「フレンチダウンブルゾン」も人気を集めている。

 衣料品部門の既存店売上高は6月以降、前年同月比2ケタ増収が続いている。値下げに加え、前年に残暑が長引いて肌着類や紳士向けシャツが欠品した反省から在庫管理を徹底した効果もあるようだ。足元でも10月に衣料品を購入した客数は15%増だった。

 生活雑貨では、化粧品など日用品が好調だ。出先でもオイルの香りを楽しめる携帯型「アロマディフューザー」など独自性のある商品が顧客の支持を集めている。

 既存店の客単価は衣料品の値下げなどで伸び率は下がっているものの、生活雑貨と食品の好調が下支えして4月から10月まで単月ベースでプラスを維持している。

 売上高の4割ほどを占める海外事業も回復傾向だ。200店舗以上を手掛ける中国で7〜9月の既存店売上高は現地通貨ベースで7%伸びた。化粧品が人気を集め、2%増にとどまった4〜6月に比べて伸びが目立つ。

 18年2月期通期の業績予想は据え置く公算が大きい。従来予想では営業収益は前期比13%増の3778億円、営業利益は11%増の426億円を見込んでいる。

ニュースの最新記事

PAGE TOP