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日経の紙面から

三越伊勢丹、成長追わない――通販、百貨店らしく、杉江社長、顧客情報を一元管理。

[ 2017年12月18日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ――ネット通販との競争が激化しています。

 「約4000社の取引先で、アマゾンやゾゾタウンに商品を載せたくない企業は多い。こうした企業を組織化して品ぞろえで差別化できる新たなプラットフォームをつくる。配達先で梱包を回収し、次回の注文を聞いてくるようなサービスをめざす」

 ――デジタル情報の活用が重要になります。

 「売り場ごとに管理している顧客のサイズや色の好みなどすべての情報を一元管理し、ネットと店舗の両方で生かす。多店舗で共有できれば、接客や商品の推奨も変わる。340万人の顧客情報を一気に共有はできないが、店や購買額に応じて少しずつ広げていく」

 ――社長就任後に掲げた「シュリンク&グロー」という経営方針はやめたのですか。

 「社外取締役から『シュリンク』(縮小)はイメージが良くないという指摘があったので、今回から表現を『リフォーメーション』に変えた。方向性は変わっていない」

 ――周りの声をすべて聞いていたら経営のスピードが落ちませんか。

 「合議制で経営しているわけではない。伊勢丹松戸店も、最後は自分が閉鎖を判断した。トップとして判断を間違えたくないので議論には時間をかけている。最悪なのは、トップの意向を周りが忖度(そんたく)して議論の方向性がゆがむことだ」(聞き手は中山修志)

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