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福袋に行列、初売り好調、食品・ブランド品・体験型けん引、百貨店、100万円以上も「爆売れ」。

[ 2018年1月5日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 2018年の個人消費を占う初売り商戦。小売り各社では1〜2日、大手百貨店の都市部の大型店の初日の売上高が軒並み前年を上回る好調な出足となった。開店前から福袋を目当てに行列ができ、家電量販店などもにぎわった。景気の回復感や所得増が背景にあるほか、天候にも恵まれた。長期休暇をとりにくい日並びだったこともあり、レジャー施設にも元日から多くの人が訪れた。

 「4万円相当の子ども服が約1万円で買えてお得」。2日、高島屋日本橋店(東京・中央)で開店1時間前から並んだ主婦(40)は5万円分の福袋を購入後、「インターネットで下調べして、食品でも欲しい福袋があるの」と足早に他の売り場へ。午前5時ごろから地下入り口の先頭で並んだ千葉市の50代主婦も「海鮮福袋(1万800円)が楽しみ」と話した。

 西武池袋本店(東京・豊島)の元日の売上高は前年比5%増。婦人服などのブランド福袋が好調だったほか、化粧品、カシミヤのストールやマフラーなどの防寒グッズは1割伸びた。時計や宝飾品など高額品を買い求める外国人も目立ち、免税売上高は4割増えた。

 2日が初売りの東武百貨店池袋本店(東京・豊島)の来店者は23万2千人と前年比3%増。美術・宝飾・貴金属の福袋の売上高は3割増えた。なかでも100万円以上の高級品の福袋の売上高は7倍に。人気の福袋は30分足らずで完売した。

 松屋銀座店(東京・中央)もコートやワンピースなどを詰めた福袋(1万800円)70点が2分以内で完売。2日の売上高は前年比4%増えた。同店は「今年は株高に加え冬の賞与も高水準で財布のひもは緩みやすい」と分析。特別な体験や価格以上の価値がある商品は早く売れたという。

 阪急うめだ本店(大阪市)は2日の初売りの開店前に7500人が列をなした。福袋は体験型をセットにした商品を充実し、5万点を用意。ファッションショーに参加できる権利付きの約100万円のドレスも売れた。

 総合スーパーや商業施設も堅調だ。セブン&アイ・ホールディングス傘下のショッピングセンター、アリオ葛西(東京・江戸川)は1日、午前9時の開店前に約800人が列をなし、同日の売上高は前年比2割増えた。

 イオンの総合スーパー(GMS)では任天堂のゲーム機や紳士用スーツが好調。「ハレの需要だけでなく実需に対応した商品の売れ行きが良い」(イオンリテール)。遠出を避ける人の多い首都圏の店舗では売上高は前年比5%増だった。

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