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日経の紙面から

アダストリアCOO松下正氏――「Z世代」を意識して売る(2018トップに聞く)

[ 2018年1月12日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ――飲食事業など多角化を進めています。

 「主力の『スタディオクリップ』や『ニコアンド』を含め、衣料品や雑貨、家具を提案するライフスタイル業態が好調に推移している。『スタディオクリップ』は食品スーパーの売り場で展開したこともあり、主婦層など新たな顧客を掘り起こせた。立地面を見ながら積極出店し、大型店の出店も検討する」

 「全額出資子会社を通じ飲食業に力を入れるほか、2018年は自社ブランドの化粧品を販売する予定だ。春には大人女性向けのアパレルブランドを展開する。好調なネット販売も生かし、多様化する消費者の嗜好や買い方に対応していく」

 ――消費傾向は変わっていると感じますか。

 「年々難しくなっており読めない部分が多い。『ミレニアル世代』に加え、幼い時からスマートフォン(スマホ)を使うデジタルネーティブの『Z世代』が大人になり始めている。流行に敏感な人もいれば、自分だけの一品を欲しい人、周りと同じ服を着ても気にならない人と十人十色だ」

 「新しい売り方を本格研究する最初の年にもなるだろう。車やバイクなどのシェアリングが浸透してきたように、ファッションでもシェアリングやレンタルを検討する。顧客の好みに合わせたカスタマイズや、あまり服を考えない人向けのコーディネートも議論する。昨年作ったデータ分析チームを商品企画や新規出店で活用したいと思う」

 ――注目する企業や人物はいますか。

 「米アマゾン・ドット・コムだ。昨年に引き続き小売業では気になる。アマゾンが猛威を振るう米国に加え、日本でのファッション事業でどのような戦略を打ち出すかに興味がある。『ゾゾタウン』を運営するスタートトゥデイも注目している。業績は好調だがアマゾンなどライバルも多い。昨年立ち上げを表明したプライベートブランド(PB)の採寸キット『ゾゾスーツ』をどう商売に結びつけていくのか。前沢友作社長の次なる成長戦略に注目している」

(聞き手は原欣宏)

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