日経メッセ > リテールテックJAPAN > ニュース > 三越伊勢丹、シンガポールのアプリ活用、デパ地下弁当、当日宅配、都内6区、最短1時間で宅配。

日経の紙面から

三越伊勢丹、シンガポールのアプリ活用、デパ地下弁当、当日宅配、都内6区、最短1時間で宅配。

[ 2018年4月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店(東京・新宿)でインターネット注文による弁当の当日宅配を始めた。シンガポールの買い物代行ベンチャー、オネストビーのアプリで注文を受け付ける。「ウーバーイーツ」など飲食店の宅配サービスが増えるなか、デパ地下弁当の当日宅配で新規顧客の獲得などにつなげる。

 伊勢丹新宿本店の地下1階にある食料品売り場で販売する弁当約50品を宅配する。伊勢丹新宿本店では、オネストビーを紹介するカードを配布し、当日宅配のサービスを案内している。

 配送エリアは新宿区全域と渋谷、港、千代田など5区の一部が対象。商品や配送先の住所を入力すれば、最短1時間以内で届く。料金は弁当代に加えて送料490円とコンシェルジュフィー490円。弁当代が5000円以上であれば送料は無料になる。

 新宿本店ではこれまでもデパ地下の弁当を宅配していたが、4日前までに電話や店頭での予約が必要だった。

 手軽に注文できるアプリの導入で、これまで店舗を訪れて弁当を購入していなかった会社員らの需要開拓を目指す。オフィスでのランチミーティングやパーティーといった団体需要も取り込みたい考え。

 新宿本店では9月まで当日宅配を試験導入し、売り上げへの効果などを検証する。新宿本店の検証結果などを見て、他店に広げるかどうかを検討する。

 オネストビーは「ショッパー」と呼ぶ従業員が利用客からの注文を元に代わりに買い物し、従業員が配達する仕組み。主にスーパーや外食、専門店約350店が加盟しており、百貨店の加盟は初めて。

 共働き世帯やシニア世帯の増加などを受け、インターネットを使った料理の宅配サービスを手掛ける企業が増えている。

 配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズが手掛ける「ウーバーイーツ」は、登録した配達パートナーが料理を自転車などで届ける。東京都内では「マクドナルド」や「ケンタッキーフライドチキン」などのファストフードや、「大戸屋」などの定食を注文できる。

 LINEも宅配サイト「出前館」と連携し、飲食店の商品をスマホで検索・注文できるようにした。出前館に加盟している全国1万4000店が対象となる。

 幅広い年代から支持を集める「デパ地下」の弁当でも当日宅配が広がれば、料理の宅配サービスの普及がさらに進みそうだ。

ニュースの最新記事

PAGE TOP