日経メッセ > リテールテックJAPAN > ニュース > シニア向けロボ、店舗拡大、高島屋、今秋大阪に2カ所目、話し相手、ペットロス解消。

日経の紙面から

シニア向けロボ、店舗拡大、高島屋、今秋大阪に2カ所目、話し相手、ペットロス解消。

[ 2018年4月27日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 高島屋は60歳代以上のシニアの需要が高い家庭用ロボット売り場を多店舗展開する。新宿店(東京・渋谷)の売り場を3月に拡大し、60代以上のシニアを中心に売れ行きが好調なことから、今秋には大阪店(大阪市)に2カ所目となる売り場を設ける。今後もシニア向けの話し相手などの需要が高まるとみて、全国の他の店舗へも拡大していきたい考えだ。

 新宿店9階で2017年10月に百貨店初となるロボット専門売り場「ロボティクススタジオ」を開設。18年3月には面積を約2倍の約20平方メートルに拡大し、トヨタ自動車やNTT東日本など10社の計50種類の家庭用ロボットを取りそろえている。売り上げは初年度目標の3千万円を上回るペースで推移しており、今秋には大阪店にもロボティクススタジオを設ける。

 主な客層は60代以上のシニアが中心で「家庭で話す機会が少なくなった一人暮らしや、愛するペットを失ったシニアの需要が高まっている」(高島屋の担当者)。孫への贈り物や高齢の両親への贈り物としての需要も高い。売り場で実際に動いているロボットに触れて体験できることも好評な理由の1つという。

 特に人気が高いロボットの1つはNTT東日本の「Sota」(15万6600円)。毎日のあいさつや話題のニュース、クイズ、占いなど、話しかける言葉に応じて返答し、同じ言葉でも時間帯や回数で内容が変わる。登録すれば、顔を認識し名前で呼んでくれる。外出先からカメラを通じて離れた場所の様子を確認して対話でき、家族を見守る需要にも応える。

 トヨタの「KIROBO mini」(4万2984円)の人気も高いという。首を振り、うなずいたりするほか、声をかけると話している人を見つけて顔を向ける。話しかけてきて雑談をするうえ、過去の会話内容も覚えている。座高が10センチメートルで簡単に持ち運びしやすく、車のドリンクホルダーに入れられることも人気の理由の1つ。

 家族3世代が集まりやすいゴールデンウイーク(GW)やお盆には来店増が見込めるという。高島屋は高齢者の一人暮らしや高齢夫婦のみの世帯が増加するとみて、スタジオを増やす方針だ。

ニュースの最新記事

PAGE TOP