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ヤオコー29年連続増益、前期営業17%増、高価格帯PB好調。

[ 2018年5月3日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 埼玉県を地盤とする食品スーパーのヤオコーは、2018年3月期の連結営業利益が約170億円だったようだ。単独決算だった前の期に比べて17%増えた。営業増益は29年連続。高価格帯のプライベートブランド(PB)商品などの販売が好調だった。同業他社の買収も収益を底上げした。

 売上高にあたる営業収益は20%増の4100億円強だったとみられる。従来予想に比べ100億円強、上振れた。

 ヤオコー単独の既存店売上高は2・3%増えた。けん引したのはPB商品だ。ショウロンポウや国産のキムチ、納豆といった高品質・高単価のシリーズの売れ行きが良かった。野菜の値下げが奏功して客数や買い上げ点数も増えた。単独営業利益は150億円強と、前の期に比べ5%ほど増えた。

 人手不足を背景にパート賃金は上昇傾向にあるが、販売費・一般管理費にメスを入れて全体のコストを抑えた。昨年7月に総菜・生鮮センターを拡張し、調理などの店内作業を減らした。10月には新たな物流センターも稼働し、配送費を抑制した。半面、今年3月にはパートにも決算賞与を支給し、従業員の満足度向上にも努めた。

 昨年4月に神奈川県が地盤のエイヴイ(横須賀市)を完全子会社化し、連結決算に移行した。エイヴイの上乗せ効果は、営業利益ベースで15億円強に達した。

 19年3月期も増収増益が続きそうだ。新規出店の積極継続や総菜・生鮮センターの用途拡大などが貢献する。14日に決算発表を予定している。

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